■今日の「おすすめ本」■
2007年11月12日
- タイトル
- ヒルティの『幸福論』から私が学んだ人生のヒント・仕事の知恵
- 著者
- 竹内 均
- 出版社
- 三笠書房 (1991/06)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
籍発行時)著者が、カール・ヒルティ(スイスの著述家)の著書
「幸福論」を元に「いい人生・いい仕事」の秘訣を教えてくれる本。
例えば、こんなことが書かれています。
《ヒルティ幸福論「仕事を上手にする方法」より》
「よく働くためには、ある仕事に対する元気と興味をなくしたら、
その仕事を無理してそれ以上続けない方がよい。逆に仕事を始
める場合には、興味がわかなくても、まず手をつけなければ
いけない。でなければ、そもそも仕事のはじめようがないから
である。
仕事をしてある程度の疲れが出たら、その、今やっている仕事を
中止する。仕事そのものをやめる必要はない。
つまり、仕事を変えることによって、休息と同じくらいに元気を
回復することができる。人間には生まれつき、そのような適応性
が備わっている。それがなければ、それほど大した仕事はでき
ないはずである。」
この仕事の仕方について、著者は、こんなふうに解釈し、実施して
いるという。
「一つの仕事を集中的に行ったら、次は別の仕事に熱中する。その
仕事を変えるターニングポイントになるのが疲れなのである。
私はヒルティの言葉をそう解釈している。つまり、一つの仕事は
他のある仕事に休息にもなるということである。」
その他、こんなことが書かれています。
1.いちばん効率のよい仕事のしかた
2.時間を生む知恵・生かす知恵
3.よい習慣の持つ力
4.エピクテトス「自己鍛錬の哲学」
5.試練・忍耐と向上心
6.自分の幸福をどこに見いだすか
私も、ヒルティがかなり好きなので、共感するところが多かった
本です。ヒルティの考え方が元になっているので、ヒルティ好き
な方にはおすすめの本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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「もっと時間がほしい」とこぼす人の多くは、 まず何かをやるための時間をとろうとする。 ところが、会議がある、つきあい酒がある、家族サービスがある、 通勤や | このところ、何度も同じようなことばに出会う。 天からのメッセージかもしれない… そう、今の私は、まさに 「時間がないということを理由にして、本来するべきこ | 2008-03-18 |