■今日の「おすすめ本」■
2008年5月24日
- タイトル
- なぜ、自分はこんな性格なのか?
- 著者
- 根本 橘夫
- 出版社
- PHPエディターズグループ (2002/10)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
して相手はあのような性格になったのか」という必然性を明らかに
し、その性格のルーツを知るための性格分析研究の本。
この性格のルーツを知ることによって、
「複雑で傷つきやすい「自分」の心の整理ができ、新しい「自分」
を生きる指針と勇気が与えられる。また、愛する人や周囲の人が
どうしてそのような性格になったのかを理解することでいっそう
深い心の結び合いへと導かれる」
ことにもなると、著者は言っています。
しかしながら、例えば、性格を変えたいと思っても、
「心理特性や性格特性を変えることは、自分の体の1部を作り変える
ことでもある。また、性格とは養育過程で快や安全、自己価値感
をえるために作り上げられたものであるから、心理特性や性格
特性を変えることは、安住の地を捨てることでもある。
このために、変わることを無意識のうちに恐れ、安住を守ろうと
する心理が働く」
ということで、性格を変えることが容易ではないと言っています。
こんな方に読んでもらいたいそうです。
○自分の性格の悩む方
○自分をよく知りたい方
○自己実現を求める方
○自分の子どもを深く理解したい方
○妻や夫、恋人、友達など周囲の人々を深く理解したい方
○心理学に関心を持つ方
心理学本を読むのが初めての方には、少しむずかしいかも知れま
せんでのあまりおすすめは出来ませんが、心理学になじんでいる方
には、おすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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親は成熟した人格ではない。 幼い子どもにとって、親は完璧な存在である。 子どもは親を理想化し、神聖化するからである。 しかし、親とは、実際には多くの未 | 以前も少し書いたが、この本ではこうも言っている。 「親もまた、その親の被害者であるのだ。 考えてみれば、完璧な親に育てられた人などいない。 結局、 | 2008-05-10 |
フランスの優れた心理学者であるワロンが 「幼児は直接法でなく、願望法で思考する」 と述べているように、幼児は事実そのものではなく、 願望で外界を解釈する。 | そして、有名な心理学者のアドラーは、 このことについて、こう言っている。 「特に、幼年期にできた思い違いに重きをおかねばならない。 なぜなら、それが | 2007-12-23 |