■今日の「おすすめ本」■
2009年9月18日
- タイトル
- それでも人生にイエスと言う
- 著者
- V.E.フランクル
- 出版社
- 春秋社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
実存分析の創始者のフランクルが、強制収容所から解放された翌年に、
市民大学で行った講演をまとめてあります。
アウシュビッツの強制収容所で、囚人として扱われ、すべてのものを
奪われ、明日生きているかどうかわからない極限の中で、
フランクルたちはこう思ったと言います。
「私たちは、苦悩や、問題や、葛藤なしには生きてはいけないような
状態をどれほど切望したことでしょうか。
たしかに苦悩しなければならないけれども、ともかく人間に
ふさわしく意味のある苦悩が課せられている状態をどれほど、
切望したことでしょうか」
そして、最後にこう言っています。
「人間はあやゆることにもかかわらず、困窮と死にもかかわらず
身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、また強制収容所の
運命の下にあったとしても……
人生にイエスと言うことができるのです」と。
私はこの、「それでも人生にイエスと言う」ということばが好きで、
お腹の底から響いて、力になってくれて…座右の銘となっています。
なにがあっても、それでも「人生にイエス」と言おうではありませんか。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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