■今日の「おすすめ本」■
2009年8月7日
- タイトル
- 「肉ジャガがいい」は魔法の言葉です
- 著者
- 金平 敬之助
- 出版社
- 第三文明社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
して活躍している著者が書いた、上司のあり方、人としてのやさしさ
など「相手の身に心を行き届かせ、言葉を行き届かせる」の大切さを
教えてくれる本。
この本の中にこんな話が載っています。
イチロー選手とその最初の監督となった土井正三さん、
その後監督になった仰木彬さんの話です。
少し、まとめて書くと、こんな話です。
土井監督は、豊富な知識と経験を持ちすぎていて、どうしても態度が、
「教えてやる」だったそうです。イチロー選手が嫌うのは、命令と強制で、
このやり方では、全くあわず、当初イチロー選手は1軍と2軍を行ったり
来たりして、一時は野球をやめようと考えたほどだったと言う。
しかし、その土井監督の野球は成果を出せず更迭される。
その後に就任したのが、仰木監督で、監督はイチロー選手の性格を読み、
「言い聞かせる」ことも「打撃フォームを直せ」とも言わなかったそうです。
そして、「全試合出してやるからな」と約束をし、それを守り、それに
イチロー選手も応える。その原点が今の活躍に結びついていると言う。
そして、著者はこう結んでいます。
「土井監督のもとのイチロー
仰木監督のもとのイチロー
同じイチローであって、同じではない」
部下の力をどう引き出すか、部下の能力をどう伸ばすかは、上司や上に
立つ者によるということがよくわかる事例でした。
そんな上司の心得など、たくさん書かれていて勉強になります。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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「言い方をいくつもっているか、どうか。 これで、 よい人間関係をつくれるか、 どうかが決まる」 | 言い方一つで、 人間関係は違うものになると思う… 例えば、この本では、 大リーグの松井選手とトーリ監督のこんな話が載っている。 松井選手が、絶不調で | 2006-03-09 |