■今日の「おすすめ本」■
2010年9月29日
- タイトル
- 運命をかえる言葉の力
- 著者
- 井形 慶子
- 出版社
- 集英社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
著者が、文字に秘められた力や書く楽しさ、言霊について、様々
な実話、エピソードを通して教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「一時間の立派な演説より、たった数行、いやひと言の文字が
人の人生を大きく左右する瞬間がある。
文字に込められた見えない力の偉大さ。
これこそが人生に立ちはだかった困難や絶望という壁を乗り
越える力なのだ。
時には運命をかえる言霊は、喋り言葉ではなく人が書き送った
言葉や文字の中にこそ宿っている。
書くことはハートメッセージなのだ。
それは愛する人に対して発信され、そして時には自分自身に
対しても届けられる」
例えば、こんなことが書かれています。
○愛を伝えるイギリス式言葉の紡ぎ方
○男と女を仲直りさせる言葉の力
○傷つきたくない人を癒すメール連絡
○メールは秘密の手紙
○ホステスに学ぶ最強の社交手紙
○外国語は「正しく書く」より「何を書くか」が大切
○無気力になった悩めるわが子をかえた愛の手紙
○書くことで絆を深めるイギリス人夫婦の習慣
○逆境で書かれた日記、手記が伝えるもの
○死を見つめた時、人は何を書くのか
実例やエピソードが読みやすく面白いので、どんどん読みすす
める本です。相手の顔を思い出しながら、ていねいに書く手紙
メールの大切さを思い出させてくれるいい本だと思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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認められたい人に認められる… 人が意欲的に何かに取り組む時、 これほど単純で分りやすい動機はない。 | 「認められたい人に認められる」 「認められたいたった一人のこの人」に、 認められること、たとえば、心からの賞賛、 「君は、本当にすごいね」「よくやったね、 | 2010-09-24 |
手紙は本にもまさるたった一人の読者に向けて書かれた文章だ。 | 一方で、著書の中にこんな文章がある。「真っ白な便箋に言葉をつらねて、そこに自分自身を投影する。 書くことこそどんな人でも想像力を発揮できる絶好のチャンス なのに | 2003-11-03 |