■今日の「おすすめ本」■
2011年3月11日
- タイトル
- ひとりになれない女たち
- 著者
- 衿野 未矢
- 出版社
- 文芸春秋
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
書かれている「依存症」事例は、
①「買い物」依存症
②「電話」依存症
③「恋愛」依存症
④「友だち」依存症
⑤「自傷行為」依存症
⑥「会社」依存症
⑦「家族」依存症
依存症は、1つがおさまると次の依存症にはまり込んで
しまうという状況に陥ることもたびたびあります。
根っこのところが解決しないとなかなか、抜け出せない
ものだと思います。
依存症の予防策として、次のことが書かれています。
①自分の意志を尊重する
②自分の頭で考える
③許容範囲を広げる
④抑圧の正体を見極める
⑤「悩む」「楽しむ」「寂しい」「悲しい」をおそれない
⑥自分をいやせる場を持つ
⑦トラブル解決の情報を知る
特に、⑤は大事かもしれません。(と個人的に思います)
この気持ちを恐れるあまりに、依存症に走ることも
多いように思います。
自分が何かに「とりつかれている」ように思えるなら、
この本を読まれてみてはいかがでしょう。
他人事ではない事例がみつかるはずです。
ただ「依存症」にある裏側の病理、心理までは、
踏み込んで書かれていませんので、本格的に依存症と
向き合いたい方には、少し物足りないと思います。