■今日の「おすすめ本」■
2011年6月29日
- タイトル
- 人生を楽しめ!
- 著者
- 大藪 正哉
- 出版社
- 乃木坂出版 (1996/04)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
仏教の話もわかりやすく書かれています。
例えばこんな話が書いてありました。
「無駄こそ大切」という話です。
「私どもが、ごく平らな地面を歩いていくときには、およそ30センチ
ほどの幅があれば、歩いて行くことが可能です。(略)
では、川幅20メートルくらいの急流にかかる橋を渡ることを想像
してみましょう。幅30センチほどの板しかかかっていなかったと
したなら、どうでしょう。理屈の上では十分、歩いて渡るのに可能な
幅であるにもかかわらず、現実はとても恐くて渡れるものではあり
ません。(略)
しかし、この橋の幅が10メートルだったらどうでしょうか?
誰も恐いと思わないはずです。
歩くための幅は30センチもあれば十分なのに、10メートルも
あるわけですから、10メートルから30センチを引いた、
残り9メートル70センチは、道幅としては無駄な部分ということが
できます。
しかし、この9メートル70センチという無駄があることによって、
安心して橋を渡ることができるのです。
したがって、この橋の場合にはこの9メートル70センチは、決して
無駄なものではなく、むしろ、この橋を安心して渡るために必要な
条件であるということができます。
この急流にかかる橋の例のように、理屈からいえば一軒無駄に見える
ことでも、私どもが安心を得るためには、どうしても必要な無駄と
いうものが大切である、ということになります。
「無駄を省け、無駄を省け」と、ちまたではよくいわれておりますが
一見「無駄」に見えるものも実は大切なものである、というものが、
まだまだ世の中にはたくさんあります」
とても味のある本です。
仏教の話もすんなりと心に入ってきます。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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人生においても、損と得が50%、50%に なることが好ましいのではないかと思います。 私もかつて、若かりし頃には、なんとかして、 人生にプラスが多いほ | このことばを言っておられるのは、 仏教の教えを広めている曹洞宗の住職さんです。 たくさんの方の生き様を見てきて、 プラス・マイナス・ゼロ…がいいと | 2006-03-14 |