■今日の「おすすめ本」■
2016年5月11日
- タイトル
- こんな夫婦に誰がした?
- 著者
- 綾小路 きみまろ
- 出版社
- PHP研究所
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
日頃きみまろさんが思っていること、姿勢や生き方などを楽しく
話している本です。
私は、大笑いした箇所が何カ所かあって楽しませてもらいました。
例えばこんなことが書いてあります。
「私の女房はマーガレットです。
とある本によると、アメリカの男性は、朝から晩まで奥さんの
名前を呼び続けるのだそうです。「マーガレット」「キャロライン」
「バーバラ」「スーザン」「ナンシー」…広い芝生の庭で、ブレック
ファーストをいただいているイメージがわいてくるではありませんか。
(略)イギリス人なら、「ブリジッド」「キャサリン」「シンディ」
「ジャクリーン」「ダイアナ」で決まりです。
カリカリに焼けたトースト、コーンフレーク、ベーコン、フルーツ、
卵などが目に浮かびます。
もちろんこれはすべてイメージです。(略)想像でしかありません。
でも、日本のことならわかります。田舎の朝の光景です。
ご主人が奥さんを呼んでいます。
「トメ」「キネ」「ウス」「マツ」「トラ」…食卓には、めざし、
納豆、漬け物、みそ汁が並んでいます。夢がないのです。
それに比べて、「キャロライン」とか「カトリーヌ」とか「ダイアナ」
といった名前の響きには夢があります。(略)
男性も一緒です。「権兵衛」「与太郎」「助左右衛門」「末吉」なんて
呼ばれるより、「ウィリアム」「チャールズ」「アルバート」「アンソ
ニー」なんて呼ばれるほうが格好いいではありませんか。
そんなこんなで、私たち夫婦は、「マーガレット」「ウィリアム」と
お互いを呼び合っているのです。
これも、試行錯誤の末に生まれた夫婦円満の知恵を言うものです」