■今日の「おすすめ本」■
2016年4月27日
- タイトル
- 生かされる理由
- 著者
- 鈴木 秀子
- 出版社
- 幻冬舎
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ある著者が、死を見つめ、死にゆく人達からの
メッセージを解き、生きる意味を
教えてくれる、とてもあたたかい本。
死に直面している方々とその家族の話、
死にまつわる話し、どれもこれもとてもいい話です。
著者はこう言っています。
「わたしたちが死を迎えるとき、振り返った人生は、
慈しみに満ちて輝いているはずです。
たとえ病気や障害の苦しみを
背負っていても、それぞれの方法で人生最期の
瞬間を完結していくのです。
生と死は切り離されたものではなく、
延長線上にあり、死んで至福の世界に行くと、
私たちは、この世に生きる人々を見守り、
助ける役割を担うといわれます。(略)
生の苦しみ、死の恐怖をも超えて、
明るい未来はわたしたちの前に大きく開けています。
ですから、どうか、死を恐れないでください。
死は存在しないのですから、恐れる理由は何もない
のです」
また、
「苦しみの中にいるとき、愛と信頼をもって
支える人がいてくれるなら、それは、
非常にありがたいことです」
そして、
「私はあなたをけっして見捨てない」という思いを
示してくれる人が周囲にいて、支えてくれるならば、
どんな過酷な過程を経ていても、人は耐えられると
教えてくれます。