■今日の「おすすめ本」■
2017年6月22日
- タイトル
- 「自分」取扱説明書
- 著者
- 頼藤 和寛
- 出版社
- 金子書房
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
いくか、自分をどう見ていくか、などを教えてくれます。
著者はまえがきで、こんなふうに言っています。
「世界一扱いのむずかしい精密機器がある。
それは「自分」である。
ものごころついた時には各自ひとつずつ持っている。
しかし「取扱説明書」がついていない。(略)
とにかく、ガイドブックやマニュアルなしで「自分」を操りながら
世渡りをしていかねばならない。
最初は試行錯誤・暗中模索の日々である。(略)
うまい具合に身に付く人もいるが、ヘンな癖や悪い習慣をつけて
しまって不適応に陥る人もいる。たくさん身につけすぎて動きが
とれなくなる者もいる。
どうも「自分」の取扱が下手な人には、なんらかの簡単な取扱説明書
通称トリセツがあるほうが便利なようだ」
ということで、「自分」のハードウェア的側面、
自分、脳、健康、心、無意識などについてと
生活場面に対応する「自分」のソフトウェア的側面、
しつけ、教育、世渡りの仕方、男女のこと、老い、病気などとの
つきあい方など、自分の使用上の注意点を教えてくれます。
といっても、どうしろこうしろと書いてあるわけではありません。
考え方に幅を持たせてくれる本です。
自分について、基本的なことを知りたい方に、おすすめです。