■今日の「おすすめ本」■
2018年11月9日
- タイトル
- 透明なる自己
- 著者
- シドニ-・M.ジュラ-ド
- 出版社
- 誠信書房
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
(つまり、自分をオープンにすること)が、
どんなに大切かを書いている、ちょっと専門的な本です。
(著者は1974年に亡くなっています)
著者は「自己開示」について
「私たちは、批判や拒絶に対して自分自身を守るために、
他の人々の前では、私たちの真の存在をかくしている。(略)
私たちが、自分の存在をうまく他人に対してかくすことが
できると、私たちは、真の自己との接触を喪失していくのである。
自己の、この喪失は、無数の形であらわれる病気の
原因になっている」
そして、
「子どもたちは両親を知っていない。父親は自分の子どもが
何を思い、何をしているかを知らないでいる。
夫と妻は、信じられないほどに、お互いに(相手にとって)
異邦人であることが、しばしばある」
と言っていて、人間がいかに自己をかくしているか、
それが、いかに人間の発達に影響を与えるかを書いています。
私はこの本を初めて読んだとき、本当にすごい本だと
思いました。「自己開示」しないと、どうなるか、
「自己開示」がいかに大切か、この本で学びました。
古い本なので、手に入りづらいですが、とてもいい本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
自分の真の自己についての深い洞察や、明瞭なふれあいに欠ける男性は、自己を愛することに失敗するだろう。自分が何を感じ、何を求め、何を願うかを知らないが故に、(長い | 時々隣人をみていると感じることである。 | 2002-11-02 |
人々は病める仕方で行動するがゆえに、病むのである。 | 病める仕方で行動をしてないか、自分を点検してみよう。いつも、ぶつくさ言っていないか、いつも、人の欠点ばかりを見ていないか、自分をいたずらに排除していないか、そん | 2002-05-09 |