■今日の「おすすめ本」■
2020年12月11日
- タイトル
- 羞恥心はどこへ消えた?
- 著者
- 菅原 健介
- 出版社
- 光文社 (2005/11/16)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ジベタリアン、人前キス、車内化粧、車内飲食etc.
《恥の基準》が変わり始めた
■「他人の目が気になる」から「ジブン本意」「ミニセケン」へ
「電車の中で化粧をするのは恥ずかしくない?」
「恥ずかしくない」
「彼氏の前でも化粧をするの?」
「それはありえない」
近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、
所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、
電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、町中での
“迷惑行動”が目につくようになった。
かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは
日本を「恥の文化」であると規定した。しかし、今、
この図式は成り立つのだろうか。
普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように
体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。
人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。
「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。
「恥」から見えてきたニッポンの今。