■今日の「おすすめ本」■
2005年4月8日
- タイトル
- ふれあいの心理学
- 著者
- V・J・デルレガ&A・L・チェイキン
- 出版社
- 有斐閣
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
日常生活の中で、自分の考え方、感情、あるいは過去について、
どの程度相手に話すべきか、そのくらいなら許されるのか、
いつ、どこで、話せばいいのか…
そんなプロセスや、方法などを多くの実験や研究結果、
心理学的観点から書いています。
この中で著者は
「親密な自己開示は、話し手が聞き手を信頼していて
はじめて生じるものである。
また、相互に開示することが深い人間関係を発展させる。
そして時間をかけて徐々に深まって、
強い絆で結ばれるようになる」
また、自己開示しないことについて
「あまり自己開示しない者は、相手から理解されないだけでなく
相手を知ることも出来ない。
こちらに対して心を開こうとしそうもない相手に対して、
だれも自ら心を開くことはしないだろう。
こうして、あまり自己開示しない者は、
他者の表面的な接触しかできないために、人間の最も
人間らしい人情の機微を解することも出来ないだろう」
とも言っています。
少し専門的な本ですが「自己開示」について
興味のある方はぜひ、読んでみてください。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
親密な関係を築き上げるのは容易なことではない。その過程はのろく漸進的である。あまりに急速な親密さはもろい。そのようなものは、もし一方が相手について否定的な、ある | 壊れにくい関係でありたいと思う。隣人とも、友人とも、親兄弟とも。しかし、近い関係ほど、なかなか冷静でいられなくて、お互いに干渉し合ってしまう。言いたいことを言っ | 2004-02-12 |
人間関係というものは、相互に信頼の絆で結ばれている限りにおいてのみ、進展するのである。 | 信頼というものは…どうしてこう崩れやすいものなのだろう… 築き上げたと思っても、砂上の楼閣のように頼りない… 情けない… | 2003-10-06 |