■今日の「おすすめ本」■
2005年6月15日
- タイトル
- こころと人生
- 著者
- 河合 隼雄
- 出版社
- 創元社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
四天王寺夏期カウンセリング講座を30年間の講演の
一部をまとめた本です。
カウンセリング講座と言っても、
一般の方も参加されているので、
とてもわかりやすく、身近な話を取り上げいます。
そして、
「自分の新しい生き方を探しだしたり、
自分の人生の意味について、
新しい発見をしたりするようになって欲しい」
と言っておられます。
話の中に、ユングの
『人生の前半の悩みと、後半の悩みとは違う。
人生の前半は「いかに生きるか」ということが
すごい問題なんだけれど、
人生の後半はむしろ「いかに死ぬか」と
いうことのほうが大事なんだ』
ということばが出てくるのですが、そうだなぁと思います。
こんな示唆深いことばや、話がいっぱい載っている本です。
これから、人生をじっくりと考えてみたい方におすすめの本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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生きていると、必ず何やかやとあります。 そのたびに 「ああ、ここまでよくやってきたな」と 思ったらいいんです。 | 頑張っている自分に、時々、 「ここまでよくやってきたね、ご苦労さん」と 声をかけるってとても大事なことじゃないかと思う。 誰も褒めてくれる人がいなかっ | 2005-02-22 |
「これは私のものです」 というのどうやって探し出すか。 どんなふうにしてそれを見つけるかというときには、 やっぱり好きなことというのが、 ものすごく | 「これは私のものです」といえるものが 自分にあるかどうか… あるようで、ないような、 きっとこれから、作り出していくのだと思う。 私の世界、 楽し | 2003-08-17 |
社会の変化が激しくないときは、 そして、物があまり豊かでないときは、 「人生いかに生きるか」などと言うことは、 今ほど深刻ではなかったであろう。 と | なるほど、 こんなふうに考えることも出来るんだな。 しかし…やっぱり大変なことであるなぁ。 「いかに生きるか」 「いかに死ぬか」か…。 | 2003-05-17 |