■今日の「おすすめ本」■
2005年8月5日
- タイトル
- こころの子育て
- 著者
- 河合 隼雄
- 出版社
- 朝日新聞社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
Q&A形式で書かれていてとても読みやすいです。
この本の中で、著者は、
「日本の親は教育熱心な人が多いが、熱心のあまり堅く
考えすぎたり、肩に力が入りすぎたりして、
そのために自分も子どもも不幸になっているように
感じられる」
といっています。
少し気持ちを楽して、読まれてみるといいと思います。
例えば、
●豊かな時代なのに、なぜいろいろ問題が起きるのですか?
●子育てが嫌で仕方ありません。どうしたらいいですか?
●思い通りにならないのは、育て方が悪いからですか?
●甘えん坊なので「自立できないのでは」と心配です。
●個室を与えるのによい時期というのがあるでしょうか?
●子どもがいじめにあったときの対応を教えてください。
●同じ苦労を子どもにはさせまいという思いが通じません。
●いまの子どもたちは、悩みなんかないみたいにみえますが。
●子育ては何を目標にしてやっていけばいいですか?
●子育てにゴールがあるとしたら、それはいつでしょう。
などなど、48の質問に答えています。
子どもの心理、親の心理をとてもわかりやすく解説してくれて、
今まで違う観点から、考えることが出来ると思います。
子育てに迷ったら、疑問に思ったら、読んでみるといいと
思います。今までの見方が変わるはずです。
おすすめの本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
ものが豊かになったら、それに見合うこころのエネルギーがいる。いままでの時代をめぐっていたエネルギーよりも、もうひとつ別のエネルギーを使わなければならない。それま | ものに見合うだけのこころのエネルギー…それはなんだろう。確かにあると思う。ものがあれば、生活も、自分も豊かになったと思いがちだが、実はただものに埋もれているだけ | 2002-07-09 |