■今日の「おすすめ本」■
2005年10月27日
- タイトル
- ないものを数えず、あるものを数えて生きていく
- 著者
- 曽野 綾子
- 出版社
- 祥伝社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
1.「ないもの」を数えず、「あるもの」を喜ぶ生きかた
2.「不幸」を知るということ、「幸福」を知るということ
3.高級な生きかたのすすめ
4.コンプレックスによっても「才」は生まれる
5.人はみな、迷いがあっていい
6.本能が磨かれるとき
7.どうすれば混沌と苦境から立ち直ることができるか
8.人は完全な善にも悪にもなれない
9.悲しみを分け持つことで、もたらされること
10.感謝する才能、人を尊敬する才能を失わないために
などをまとめた本なので、いい話が満載です。
その中にこんな話があって、私はいたく感動しました。
これは、曽野さんのご友人の話です。
100才近い母親を亡くした友人のところに、数日たって、
同級生が訪ねてきてくれて、そのとき、その彼女は
実に20数種類のおいしいものをほんの少しずつ
買ってきてくれたのだそうです。
これは、母を失い、お葬式で疲れた友人が、どこへも行かなくても、
数日間は「食いつなぐ」ことができるように、細かく配慮したもので、
すぐに食べた方がいいものから、数日でも充分にもつものまで、
細かく配慮されていたという。
包みもできるだけ小さな包みになっており、飽きがこないように
考慮され、栄養の上でも配慮されていたというお話でした。
もし、友人に何かあったら、私もこれに近いことを考え、
実行したいと思いました。
というような、選りすぐりのお話がいっぱいで、感動します。
おすすめの一冊です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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