■今日の「おすすめ本」■
2006年4月21日
- タイトル
- 40歳の意味
- 著者
- 町沢 静夫
- 出版社
- 大和出版
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
最近は、中年の危機などよく取り上げられていますが、
とくにこの本では
40歳を取り上げて、その意味を問うています。
また、「30代に出来ることは何か」などについても
触れられていますから、30代の方も読まれてみると
いいと思います。
この本の中にこんなことが書かれています。
「40歳になると、自分の人生がある程度見えてくる。
勝ち組になるか、負け組になるか、精鋭部隊か、
窓際族か、おおよその目安がつくようになる。
負け組の自分を認識した場合、自信喪失して
しまうのである。
実際、40代でうつ病を発症する患者は多い。
うつ病まで至らなくても、この年代には、
アルコール依存症、ギャンブル依存症になるケースや、
不倫に走るケースなどが多く見られる。
社会的には必ずしも成功できないという現実を
見せられることで、酒や賭け事に逃げ込んだり、
不倫という別の分野での成功を求めようとするからである。
しかし、この「40代の危機」を克服することによって、
私たちは本来の自分を取り戻し、自己実現を可能にし、
自己受容を進めることができる。
そして、心理的にも社会的にも成熟した
「ほんとうの大人」に近づけるのである。」
決して、暗くなるような本ではなくて、40代をしっかり
生きていこうよという感じの本です。
40歳、まだまだこれからです。