■今日の「おすすめ本」■
2006年6月17日
- タイトル
- 働く人の心の病
- 著者
- 尾久 裕紀
- 出版社
- 山海堂
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
この産業医の目から、
「サラリーマンのストレスの現実や、どう理解して、
どうつき合っていけばいいのか」などを教えてくれます。
働いている人の、ストレス反応として現れる
「気分の落ち込み」「意欲や集中力の低下」などは、
心の変調を知らせる重要なサインなのですが、そのサインを
「自分はダメな人間だ」「気合いが足りないのだ」と振り切り、
頑張って、やがて何も手につかない状態に陥ったりする場合が
多くなってきているといいます。
このストレスが引き金になって
心の病」を発症してしまうというのです。
例えば、こんなサラリーマンの事例がでてきます。
●「不眠とじんましんに悩みながら、ストレスの自覚がない」
●「何度も病欠を繰り返すエリートサラリーマン」
●「心と身体が疲れ切って迷路のなかで身動きできなくなった」
●「不本意な異動でエリートのプライドが傷つけられた」
この本を読むと、人ごとではないな、と思わされます。
サラリーマンのストレスについて、知るにはとてもいい本です。