■今日の「おすすめ本」■
2006年6月7日
- タイトル
- 啓かれゆく女性
- 著者
- ナタリー ロジャース
- 出版社
- 創元社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
著者が書いた自叙伝的心理学の本。
とくに40~50代の女性心理を、自分の体験と重ね合わせながら、
深く掘り下げており、とても読み応えある本だと思います。
当時の女性では、非常に珍しい、
「私らしく生きたい!期待される人間像を演じるのはもういや!」
と、苦しみの上で離婚を決意し、それから自分の手で、人生を構築
していきます。
自分の離婚体験や、その後の生き方、男性とのつきあい方などから、
女性が何にしばられ、何を怖れ、何をなさねばならないかなど、
ていねいにわかりやすく、正直に書かれています。
著者は、自分の体験から女性の生き方について、こんな指針を
持つに至ったということです。
◇自分で自分の人生に責任を持つべきである
◇危険を冒すことが必要である
◇自分自身に気づくこと。つまり、身体の感じや感情を大切に
すること。
◇直感力を働かせること。
◇私自身を、いつ・どのように表現するかを知ること。
◇支え合うグループを見つけたり、創ったりすること。
◇自分の人生の変化・転換は自分で設計できる。
考えさせられました。そして、とても力強い人だと思いました。
多くの人に受け入れられる本ではないと思いますが、本気で生きる
女性に、とても勇気を与えてくれるのではないかと思います。