■今日の「おすすめ本」■
2006年8月5日
- タイトル
- リンダ・リッチマンのこうなったら、笑うしかない…。
- 著者
- リンダ リッチマン
- 出版社
- ヴォイス
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
母にあたります。って言っても、よく私は知らないのですが。
著者は、29年間のまちがった結婚に苦しみ、その中で11年間も
家から一歩も出ることができない生活をし、パニック症候群を発し、
その上、不幸な結婚生活から抜け出したと思ったら、29歳の
最愛の息子を交通事故で亡くすという、どん底で無一文の生活から、
会社を設立し、一人で暮らして行けるようになります。
と言っても、この本は成功物語を書いてある本ではありません。
著者は、本の冒頭で、私はこのような本を書く立場には
ないと言っています。
ですが、このことだけは言えると言っています。
「自分ではどうすることもできない状況に導かれて、
人生について、そしてそれがどれほどの苦しみを
もたらすことがあるかについて、いろいろと学んできたと
いうことだけです。(略)
何を学んだのか、というご質問ですか?
どんなに苦しいことがあっても、大切なものを失って
どれほど辛い思いをしても、私たちにはそれに耐えていく
力があり、その上それを乗り越えていくことさえできると
いうことです。
今このときは悲しみのどん底にあっても、明日になれば、
明日がむりならその先には、安らぎも笑いも、場合によっては
喜びさえもが持っている可能性は必ずある、ということです」
私はこの本を読んで、とても力づけられました。
こんな生き方もあるのかと…心から元気をもらいました。
自分の不幸や、辛さがあっても、そんな中でも「笑う」ことの
大切さ…それを教えてもらいました。
とてもいい本だと思います。