■今日の「おすすめ本」■
2006年9月14日
- タイトル
- 「さびしさ」にメゲない心理学
- 著者
- 町沢 静夫
- 出版社
- 角川春樹事務所
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
方法。
といってもノウハウというより、孤独のもつ意味や大切さ、それらを
どう自分に取り込み、どう活かしていくか、などが書かれています。
昨今は「孤独」をさける傾向がありますが、著者はこう言っています。
「孤独はさびしさを感じさせ、あるいは時に人を病的にさせるものでも
あるのですが、逆に創造的な世界を開くための豊穣な時間ともなる
ものなのです。
現代では、ひとりでいるということ、孤独に耐えて何かを考えたり、
あるいは想像の世界に遊んだり、そこから創造性を切り開いていく
ことは、とても大切になっているのです」
例えば、こんなことが書いてあります。
1.ひとりでいることが恐い若者たち
・群れていないと不安になる
・愛されることだけを望んでいる
2.人はなぜ孤独に弱いのか
・もともと人間は孤独に弱い存在だった
3.孤独に耐えられないタイプの人たち
・依存的な人は甘えが強く愛されたい
4.閉じこもり、「ひとり」を選ぶ少年たち
・なぜ親は閉じこもりを許してしまうのか
5.家族の中にいてもさびしい
・男性は孤独を楽しみ、女性は孤独に泣いている
・こんな夫婦の孤独もある
6.学校、職場で孤立する人たち
・学校で子どもが孤立する背景には母子密着がある
7.さびしさからの逃避
・いつも孤独を埋めるものが必要な人
8.さびしさに負けずに生きるために
・孤独に強い人とは
・孤独な自分を受け入れる
心理学とありますが、むずかしい本ではありません。
さびしさや、孤独について知りたいときに読んでみるといいと
すんなりと理解できるかもしれません。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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アメリカ人の場合には、愛されるよりも、 むしろ愛する相手が欲しいという印象です。 愛してないと、何か生きがいがない という感じなのです。 ところが日 | へぇ…そうなんだ… なるほど…そう言われてみれば… と、ちょっと発見した気分になったことばでした。 もちろん、人によると思いますが。 著者は、このこ | 2006-07-30 |