■今日の「おすすめ本」■
2007年1月11日
- タイトル
- 笑いの治癒力
- 著者
- アレン・クライン
- 出版社
- 創元社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「人生に悩みの種はつきない。
苦しみはあらゆるところからやって来る。(略)
悩み自体は消えも尽きもしないが、
私たちの苦しみはユーモアがあればずっと軽くなる。
ユーモアは自分が無力に思えるときに力を貸してくれるのだ。」
と言っています。
著者は、奥さんを病気で亡くしています。
奥さんが病気のときにも、亡くなった後でも、笑いがあったので、
その悲しみを受け入れられたと言っています.
この事をきっかけに、終末医療に興味を持ち研究をはじめます。
そして、
「笑いやユーモアが、辛さを忘れるのに役立ち、
また痛みをやわらげるのに、大きな役割を果たす」
と、確信します。
しかも、
「笑いや、ユーモアは、神経系、循環系、内分泌系、免疫系を
はじめとする、人体や器官に深い作用を及ぼし、
ストレスや、病気や死に直面した状況でも、
前向きに対処していくのに大変役立つ」
と、この本で言っています。
そんな笑いの「治癒における力」や「普段の生活での力」を、
いろいろな事例、角度から教えてくれます。
この本は、とてもユーモアにあふれた本で、楽しく読めますが、
著者の気持ちが、伝わってくる、とてもいい本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
「その女性は、話すことも、理解することもできない。 ときどき何時間もわけのわからないことを ブツブツとしゃべりつづける。 人、場所、時間の見当識 | この話がとても好きである。 ちょっと見方、言い方、話し方を 変えてみようかなという気になる。 その方が、楽しそうだ。 | 2005-03-10 |
ユーモアをさがすときに一番まずいことは、 これは、自分以外の人にはおかしくないだろうと考えて、 せっかく見つけたものを捨ててしまうことだ。 自分のユー | ユーモア感覚って、どうして 身につけていいのかわからない。 海外では、このユーモア感覚を とても大切にするので、 そのための教育もあるそうだ。 そ | 2003-03-10 |
完璧な人間などいない。理想通りにことが運ぶこともほとんどない。そんな私たちが自分にもっとも情け深くあろうとするなら、思い通りにならなかったことをあまり深刻に考え | 何かが思い通りに運ばなかった時、思ったようにいかなかった時、かなり悔しい思いをしたり、落ち込んだりする。思い通りに行かなかったことが頭から離れないこともある。で | 2002-02-16 |