■今日の「おすすめ本」■
2007年2月19日
- タイトル
- 男の人って、どうしてこうなの?
- 著者
- スティーヴ・ビダルフ
- 出版社
- 草思社 (2003/3/1)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
男性が男性として自分と自身を取り戻し、大人の男性になるためには
どうすればいいか、その心理や考え方などを教えてくれます。
また、息子とのつきあい方、父親とのつきあい方など、
男性世界の中でのつきあい方や大切なことを教えてくれます。
著者は、男性の抱えている内面に抱える不安や怖れについて、こん
なことがあると言っています。(本から、ポイント抜粋)
・ほとんど自分の人生を生きていない。見かけの取り繕い方を覚え
るだけ。そして身の保全をはかることに費やされている。
・どうしていいかわからず、途方にくれているが、そんなそぶりは
見せずに、何もかも大丈夫だという振りをする。ものごとが黙
ってよくなることを期待している。
・男性は傷ついている。
・「オレは大丈夫」という仮面にしがみついている。しかし混乱し
ている。
・自分をもてあましている
・幸せは男はごく少ない
・人生はままならないと思っている
・父親は待つ人生を送っている
・多くの男性は心の底で、自分のことを「いやなやつ」だと思っ
ている。
・性的感情を恥じている
・本能的にリーダーを求めている
などなど、これらを男性自身は隠し、認めようとしないがあり、こ
のようなことによって、男性が本当の男性になることを妨げている
と言っています。
例えば、こんなことが書かれています。
1.父親との関係を修復する
2.セックスに神聖さを見出す
3.パートナーと対等に向き合う
4.子どもと積極的にかかわる
5.自分の仕事に愛情をもつ
6.同性の親友をもつ
7.野生のスピリッツを解き放つ
8.21世紀の男たち
特に、子どもと積極的にかかわる、同性の親友をもつなど、かなり
踏み込まれていて、男性にも、同性が大きな影響を及ぼすことがよ
くわかりました。
男性にも女性にも一読をすすめたい一冊です。少し引用が多いのが
難点かな。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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偉大なアーティストや本当にすぐれたリーダーは、 穏やかな居心地いい郊外の生活からは生まれない。 彼らは苦しみを味わい、 それをどうにかして「反転させた | 自分の人生を生きぬく中で、この 「自分のことを幸運だと考える」 ことは、とても大切だそうだ。 いろんな問題がある… にもかかわらず「自分は幸運だ」 | 2007-02-08 |