■今日の「おすすめ本」■
2007年2月4日
- タイトル
- 生まれ変わる心
- 著者
- 高橋 和己
- 出版社
- 筑摩書房
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
書いた、カウンセラーのための本。専門的な本です。
カウンセラーを目指す方、興味のある方には、とてもおすすめ。
著者は、この本は、以下のために書いたと言っています。
「カウンセラーとクライアントの心の動きを追いながら、
心が成長していくとはどういうことかを明らかにしていく
ものである」
書かれている事例例
●「人が変わる」時~心が成長するメカニズム
事例/「引きこもり」から脱皮する高校生
●うまく受容できている心地よさを味わう
事例/拒食症など
●人の話が聞けなくなる時~拒絶してしまう
事例/ギャンブル依存症の彼
● 〃 ~応援してしまう
事例/ドメスティックバイオレンス
●脳みそのものを受容する
事例/うつ病から抜け出す会社員
●悩みから離れる~両側の愛しさを見つめる
事例/不安発作
たくさんの事例が書かれています。
1つ1つの事例に、クライアントの抱えいるものがあり、
その抱えたものに気づくことの難しさ、それを受容する
側の難しさ、心構えなど…
とても参考になると思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
苦しみには共通の構造がある。 苦しみというのは「ある自分」を 維持しようとして始まることである。 自分を壊すまい、と必死に頑張ることが苦しみとなる。 | 今「ある自分」の殻をやぶるのには、勇気がいる。 「ある自分」以外の自分を想像できないので、 どうなるかわからなくて不安だし、 周りの反応も気になるからだ。 | 2003-04-08 |