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下手な長糸、上手の小糸
もともとは裁縫の教えです。
縫い物をするときに、針に
一度に長い糸を通しておけば、糸とおしの回数が
少なくてすむので早く縫えるだろう、
と考えるのは素人で、糸がからむなどして
かえって余分な手間がかかる。
上手な人はむしろ糸とおしの手間など惜しまずに
適当な長さの糸で縫うものだそうです。
転じて、過剰品質を<下手の長糸>と
例えることがよくあります。
工作機械の世界では、
1台の機械にたくさんの機能をつけてあれもできる、
これもできますをうたい文句に売っている機械があります。
当然値段は高くなります。
ところが、工場で実際にその機械を使うときには、
ほんの少しの機能しか必要としない場合が多いのです。
家庭の台所用品などでも、
過剰な機能のついた道具をテレビ宣伝に乗せられて
便利そうに思って買ったものの、
戸棚の隅に眠っているといったことが多いようです。
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