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「今日のことば」
画家たちは、1枚の作品をインスピレーションだけで
仕上げるわけではない。
名画が生まれるには反復の努力も必要なのである。
例えば、強烈な色彩、激しいタッチで田舎の風景や人物を
描き出すフィンセント・ファン・ゴッホ。
彼の作品は、ほとばしるような感情を感じさせるが、
いつでも簡単にこのような作品を生み出していたわけではない。
彼は、題材のフィーリングをつかんだら、
いつも少なくとも3枚は描いた。3枚どころか何枚描いても
感情のこもった作品ができないこともあるが、最後になって
これまでとは全然違う、いい作品が生まれることもある、
と彼はいっている。
また、アメリカ画壇で活躍した国吉康雄氏も、
何度も作品を描き直した。彼は、
「たやすく得られたものは信用できない」
と、最初に描いたものが、これしかない、と思えるできばえで
あっても、わざと壊し、何度も何度も描き直した。
この作業の過程で、キャンバスに描かれた対象が凝縮され、
単純化されていき、ついに彼は、
「現実以上のなにものか」を手に入れたことを知るのだという。
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