■感想を書く■
「今日のことば」
子どもの自主性を育てるには?
子どもが発達するということは、
できなかったことができるようになること、
というふうに普通は考えますが、
それは「タテの発達」のイメージです。
タテの発達とは、より難しいものにチャレンジして、
それができるようになっていくことです。
ところが、子どもの発達というものは、
「タテの発達」だけで進むわけではありません。
たとえば、足腰が丈夫になって、だんだん走れるようになる一歳頃。
子どもは、階段をゆっくり一段一段下りて、最後に、
ぴょーんと両足をそろえて飛び降りることをしたりします。
上手にできた。
そうすると、一段飛びしたから次は二段飛び、とはいかないで、
同じ一段飛びを、何度も何度も繰り返してやるのです。
それもいろいろな階段でやる。
いちど一段飛びがうまくできるようになると、
その身についた能力を使って、自分の生活をできるだけたくさん
楽しもうとするわけです。
何かひとつできるようになったら、
それを使って生活の幅を広げようとするんですね。
この自分のできる能力を使って、
自分の世界を広げていくということ、
子どもはほっておいてもやりたがります。
これが「ヨコの発達」といわれるものです。
いろいろなところでチャレンジしてみて、
生活がヨコへどんどん広がっていき、やがて「できた」と思うと、
飽きてしまい「もういいの」となる。
飽きてしまうと、そのときはじめて、
もっと難しいものにチャレンジしたくなる。
自然にタテの発達が始まります。
ブランコに乗れるようになって、さんざんこぐことをしたら、
やっと今度は立ち乗りにチャレンジしていくわけですね。
大人がなにもいわなくても、いつのまにか
ひとりで挑戦していくのです。
|
◆投稿に当たってのお願いと規約◆
「今日のことば」に対する「ご自分の感想や考え方」の投稿をお願いします。誹謗、中傷、嫌がらせ、公序良俗に反する意見・感想、広告関連、名誉毀損、テーマに関係ないような書き込み等、管理人が適切でないと判断した場合には編集・削除させて頂きます。 この投稿で起きたトラブルに関して、管理人は一切の責任を負いかねます。 また、サーバー負荷の関係で、文字数は1000字まで、一日3回までの投稿とさせて頂ております。 よろしくご理解のほどお願いいたします。 |