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「今日のことば」
闇夜を嘆くことはない。
人生はいつも光に照らされている、というわけではありません。
光が陰った道を歩かなければならないときもあれば、
あたり一帯が闇に包まれることもある。
闇で視界が閉ざされたら、
恐怖に襲われるし不安にもさいなまれるでしょう。
足がすくんで歩けなくなるかもしれません。
しかし、人生の歩みをとめるわけにはいきません。
「何をやってもうまくいかない、人生、挫折ばっかりだ。
もう投げ出したい」
闇夜は、ひとをそんな心境に陥れます。
やめられるものなら、いっそやめてしまいたい瞬間もあるのが人生。
生きていく何の縁(よすが)もない、と思えば闇は深まる一方です。
闇夜を照らす「何か」を見いださねばなりません。
江戸時代の儒学者で、佐久間象山、渡辺崋山らを育てた
佐藤一斎は、その著「言志四録(げんじしろく)の中で
こう言っています。
「一燈をさげて闇夜を行く。
闇夜を憂う(うるう)ことなかれ。ただ一燈を頼め」
提灯(ちょうちん)ひとつさげ、ただそれに頼っていればいいのだ。
闇夜を恐れたり、嘆いたりすることはない。
さげるべき提灯があれば、闇が深くとも、
安心して生きていける、ということでしょう。
一灯があれば、それでいい。
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