■感想を書く■
「今日のことば」
ある歌舞伎役者は、
「言葉というものはカミソリの刃のようなものでございますね。
使い方を誤ると自分を傷つけたり、
人様を傷つけたりすることさえあるのですから」と語る。
ある人は、中学一年生のとき、音楽教師がなにげなく言った
「調子のはずれた、間の抜けた歌だね」という言葉で、
一生歌を歌わなくなった。
小さいときにいつも母親から「おまえは不器用だから」と
言われ続けて育ったある人は、大人になっても釘1本打てず、
ネジまわしも使えず、靴ひもも満足に結べない。
言葉は口の端から出たとたんに飛び散ってしまうはかないものと
思われがちだが、それがひとたび人の心の隙間に入り込むと、
そこに根を張って、人の一生を左右するほどの恐ろしい力を
発揮することがあります。
古代の人々は、言葉に霊が宿っていて、
その霊が人間に働きかけると信じていたが、
それはこの言葉の恐ろしさをよく知っていたからです。
特に小さい頃に親や先生から受ける
言葉のボディブローの破壊力は大きいものです。
私たちも、この使い方を誤らないよう、
よくよく肝に銘じておかなければなりません。
|
◆投稿に当たってのお願いと規約◆
「今日のことば」に対する「ご自分の感想や考え方」の投稿をお願いします。誹謗、中傷、嫌がらせ、公序良俗に反する意見・感想、広告関連、名誉毀損、テーマに関係ないような書き込み等、管理人が適切でないと判断した場合には編集・削除させて頂きます。 この投稿で起きたトラブルに関して、管理人は一切の責任を負いかねます。 また、サーバー負荷の関係で、文字数は1000字まで、一日3回までの投稿とさせて頂ております。 よろしくご理解のほどお願いいたします。 |