■今日の「おすすめ本」■
2013年4月23日
- タイトル
- 「伝えたい気持ち」が伝わる本
- 著者
- 鴨下 一郎
- 出版社
- 新講社 (2001/06)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ないための、また、気持ちが伝わりあう幸せを感じるための、上手
な気持ちの伝え方100を教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「同じ言葉をどう受け取るかは、相手との信頼関係がどれくらい
できているかにも左右され、また、その人のものの考え方や
性格にもよります。ですから、
「自分はこんなに相手のことを懸命に考えているのだから、
その真剣さは伝わるはずだ」
というのは、希望的、身勝手な思い込みにすぎず、実際には
何も伝わっていないこともよくあることです。
だから、相手の反応をキャッチしながら、また、次の言葉を
投げ、すこしずつ二人の関係を深めてください」
例えば、こんなことが書かれています。
1.「あんなに言った」のに、どうして伝わらないのか
・相手の「心のドア」に、まずノックしよう
2.伝えていくスタミナはあるか、届け方のテクニックはあるか
・「そのくらいわかるだろう」がトラブルをおこす
3.「あの人」のすばらしさを、人に伝えられますか
・「むかしのこと」は持ち出すな、「いつもそうだ」と決め
つけるな
4.何を伝えるかより、「どう伝わるか」を考えよう
・人は自分に都合のよい解釈をするものだ
5.「伝わらないストレス」をためこむな
・「人から人へ」は、こんな簡単なことも伝わらない
6.「このニュアンス」を伝えたい、染みこむように伝えたい
・アピールの内容より、アピールの方法に個性が出る
7.「伝える楽しさ」をつづけよう、「伝わる喜び」に生きよう
・しっかり立脚するものがあれば「自分」は崩れない
8.誤解されても、「人と人と」はだいじょうぶ
・言葉は不要!行動でしか伝わらない気持ちもある
身近な事例をとりあげて、気持ちの伝え方を教えてくれます。
気持ちを伝えることの大切さや、相手の気持ちも感じるとることの
大切がよくわかります。
気持ちが伝わないなぁ、気持ちの伝え方が下手だ、と思っている
方におすすめの一冊です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
「みんなが同じ感じ方をするに違いない」 という思い込みがあるほど、言葉は通じにくくなります。 「もしかしたら、あの人には伝わっていないかもしれない」 「こ | 自分は、こう言ったはずだ、 そんなふうに言った覚えはない、 自分は、ハッキリと言ったはずだ、 それが、わかってもらえないのはおかしい、 自分は、同じこと | 2008-10-27 |
長い話は伝わらない。 ポイントを3つにしぼろう。 人に何かを伝えたいときには、 3つくらいにしぼってみましょう。 ひとつでもいいでしょう。 うまく | 先日、ある会合に出席したが、 最初に挨拶した偉い方の話が長くて、 うんざりしたばかりか、肝心の会合の話し合いの時間が すっかり短くなってしまって残念だった | 2008-10-06 |
「強い自分」を伝えたい… そのときにも、演出方法はいろいろあります。 相手をみごとにやっつける、 そのやっつけ方が鮮やかであればあるほど、 見ている人に | 自分よりも、弱い者だけをやっつけたり、いじめたり、 上司の立場を利用して、部下をどなりつけたり、 権力を振りかざして、言いなりにさせたり、 腕力の強さを利 | 2008-10-02 |
違う言葉を話し、違う文化を持っている人とは、 うまく話が伝わらない…と、私たちは思いがちです。 「前提」が違うことが多いからです。 けれども、「うまく伝わ | この本によると、 「家族じゃないか、親子じゃないか、 夫婦じゃないか、同じ職場じゃないか、 仲間じゃないか、友人じゃないか」なども、 「前提」が | 2008-10-01 |