■今日の「おすすめ本」■
2013年12月20日
- タイトル
- 性格の秘密がわかる本
- 著者
- 富田 隆
- 出版社
- 大和書房 (1995/02)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ための、性格の見極め方、考え方などを教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「自分の性格ほどわかりにくいものはないのです。
なぜ、自分の性格はわかりにくいのでしょう。
人は、自分の性格を知ろうとするとき、意識できる精神の部分、
過去の行動、過去の出来事などを元にして、
「自分の性格はこんなだろう」と考えていきます。
そしてそのイメージは、外側から自分を客観的に観察したもので
なく、自分が意識できる範囲での「自分」でしかないのです。
人間の精神は、自分で意識できる部分は氷山の一角に過ぎません。
その下には膨大な無意識の世界が広がっています。この無意識の
世界には、自分にとって触れたくないことや、意識化されない
欲求が渦巻いています。
性格とは、意識された部分と意識化されない無意識の自分を
すべてあわせた概念です。
ここに、自分の性格を知ることの難しさがあります」
この難しさがあるために、手っ取り早い方法として、血液型分析、
相性判断、姓名判断、心理学的な性格分類などに頼る人が多いので
ですが、これは、注意するべきことだと言っています。
自分の性格をこの手っ取り早い型にはめてしまうことにより、
自分の可能性を自ら、閉じこめてしまうことにもなるからです。
例えば、こんなことが書かれています。
1.性格にとらわれない生き方
・「私はこういう性格だから」と思ってしまう前に
・性格理論をそのまま信じてはいけない理由
2.こうして性格はつくられる
・性格ができあがるプロセス
・性格は生まれつき決まっているのか
3.「オモテの性格」と「ウラの性格」の秘密
・「損な性格」を変えるのに必要なこと
・「本当の自分」はどこにいるのか
4.どうすれば個性的に生きられるか
・みんなと同じことをやっても「個性」は生まれる
・地味な性格なんてどこにもない
5.性格は変えられる
・行動パターンが変ると性格も変る
・「こうなりたい」がすべての原動力
6.自分を変える11カ条
自分の性格を知りたい、その上で、自分の個性を伸して行きたいと
思う方におすすめの本です。じっくりと向き合って、読んでみると
いいと思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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そもそも、人生というものは、 「守り」に入ったほうが 心配事や悩みが増えるものなのです。 「攻撃は最大の防御なり」といいます。 何かに向かって闘いを挑ん | 昨日、WBCの試合を見に行ってきました。 (こんな試合を見に行けてラッキーでした) ただ、守りに入っているわけではないと思うけれど、 (チャレンジの気持で | 2009-03-06 |
人は不思議です。 1つの自分では満足できず「あなたはこんな性格」と 決めつけられたら不満で仕方ないのですが、だからといって、 あまりにいろいろな自分がある | 自分を見つめてみると、さまざまな顔があり、 家族に見せる顔、仕事で見せる顔、友人に見せる顔、 それぞれ違っている。 また、一瞬一瞬で、考え方も、思いもくる | 2008-12-19 |
「あなたはこんな性格の人ですよ」 と誰かが判断してくれたなら、それに飛びつきたくもなります。 心理学的な性格分析、血液型、星座占い、姓名判断… なんでもい | 自分の性格や他人の性格を一方から眺めて、ある型にはめ、 自分の性格も人の性格もわかったように思い込んだり、 性格を「こうだ」と決めつけたがる人が多いように思 | 2008-10-29 |