■今日の「おすすめ本」■
2014年5月28日
- タイトル
- 才能を伸ばす4つの「アホ」力
- 著者
- 板野 博行
- 出版社
- サンマーク出版 (2009/4/13)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
講師として数々の教え子や天才を見てきて実感するのは、
「アホと天才は紙一重である」ということで、
とことんアホに徹し、失敗を重ねることで、自分の強みが見出され
才能は伸びると、確信しているそうです。
しかし、そのアホ力をつけるには、実は4つの力が必要だという
ことで、そのアホになるための4つの力、「ムダ」力、「ハチャ
メチャ」力、「いいかげん」力、「ホラ吹き」力の力のつけ方に
ついて教えてくれる本。
著者自身、異色の経歴の持ち主。
○高校時代には、マンガ家を目指して岡山県一の高校を中退、
東京に単身上京。
○それも8ヶ月で挫折し、もといた高校の入学試験をもう一度
受けて、高校一年から入り直し。
○センター試験でも問題を取り違えて0点。
○貧乏大学生活後、一般企業に就職するも、1年でドロップ
アウト。
○生徒が2人しかいない学習塾へ……
しかしながら今は、自身の受験研究所の経営者であり、年間の
参考書売上げは50万部を突破するカリスマ予備校講師となって
いるということです。
例えば、こんなことが書かれています。
1.「ムダ」力で強みが見える
・ただ「こなす」だけなら、やらないほうがマシ
・「暇な時間」をどう使うかが、人生の分れ道
2.「ハチャメチャ」力が自分流をつくる
・私が新聞をとらない理由
・「成績が伸びない」と言う人には2種類ある
3.「いいかげん」力で本質をつかむ
・スタートの理由は「不純な動機」でいい
・イヤになったら、それを「一ヶ月」封印してみる
4.「ホラ吹き」力でもっと羽ばたく
・「3年寝太郎」のすすめ
・ささいな「とりえ」をもっと大事にしよう
ああなるほどこういう見方ができるなぁ、という発見がいっぱい
ある本です。受験や勉強に特化して書かれていますが、普段の
生活でも役立つことがいっぱい書かれています。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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ことわざには矛盾したものがたくさんあります。 「二度あることは三度ある」と言う一方で「三度目の正直」 「石橋をたたいて渡れ」と言う一方で「案ずるより産むがや | ことわざや格言にはだいたい、真逆や矛盾したものがありますが、 これは、やってみて、経験してみて、「逆もまた真実」だと わかったので、両方があるともいえます。 | 2012-02-15 |
私は長く予備校の講師をしているので、よくわかるのですが、 勉強の伸びは「2の2乗数」で伸びていきます。 これは科学的にも証明されているそうです。 2× | この本には、こんな例も書かれています。 「私がイチローのようになりたいとします。 でもどうやったらなれるかわかりません。 そこで、まずバット | 2011-06-27 |
私は生徒が「この大学を受けたいんです」と言えば、 「はい、どうぞ」と言います。もしまわりの人が、 「君の実力ではムリだから、受けるな」と言っても、 その意 | また、こんなことも言っています。 「「まずやってみよう」は「まずは失敗してみよう」と 同じ意味です。だから何かやるときに、 「失敗したらどうしよう | 2011-06-24 |