■今日の「おすすめ本」■
2015年4月24日
- タイトル
- いいことから始めよう
- 著者
- エイブラハム・J. ツワルスキー
- 出版社
- 新潮社 (1995/2/1)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
人間心理について、教えてくれる、楽しくてわかりやすい
心理学の本です。
著者は、スヌーピーやチャーリーブラウンを愛する精神分析医で
実際の治療にも、ピーナッツのマンガを使っています。
例えば、おなじみのシーンについて、
「チャーリーブラウンは、毎年フットボールシーズンになると、
ボールをキックしようとしては、そのたびにルーシーに
ボールをとりのけられ、仰向けにひっくり返っています。
そして毎年のように、今年こそはやるぞ、ミスはしないぞ、
ルーシーのトリックにはひっかからないぞと、もっとも
らしいことをいいながら、また同じ失敗をくり返すのです。
その点では、チャーリーブラウンは、全く経験から学んで
いない、と言えるでしょう」
こう教えてくれます。
そして、こんなことをするルーシーの本当の性格は?
などなど、とても興味深い話しでいっぱいです。
著者はこう言っています。
「チャーリーブラウンは、私にはできないような仕方で
患者の心の扉をあけることができたのです」と。
マンガを見ながら、人間心理もわかるのですんなりと
読めると思います。おすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
問題が起こる前から、 気に病むのはやめにしよう。 そんなことをするのは、 バッターボックスに立つ前に、すでに ツー・ストライクをとられてしまっている | そうそう…問題が起こってから、 気に病んでも十分いいのだ。 問題が起こる前から気に病んでいても、 その通りに問題が起こるわけでもないし、 気に病んで | 2005-07-20 |
これまで私は医者の立場から、明らかに修復不能な状態にまで 立ち至った人間関係をいろいろと見てきた。 カップルのどちらかひとりが、 避けることのできない | 友人の別れ話がかなりもつれている。 話を聞くと、修復不能だとしか思えないし、 端から見ていると、どうみても友人に対する執着か、 嫌がらせとしか見えないのだ | 2004-12-19 |