■今日の「おすすめ本」■
2015年7月14日
- タイトル
- インターネットの心理学
- 著者
- パトリシア ウォレス
- 出版社
- NTT出版
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ささいなことでふだんと異なる行動や、しかもきわめて目立つ行動を
とることが研究結果よりわかっているという。
「自分は冷静さにかけては10点満点と自己採点している人でも、
ある状況に置かれたとたん、冷静さを失う場合があり、
インターネットのフレーム戦に巻き込まれたら、相手を激しく
非難するような行動にでることも多々ある」そうです。
それはなぜか?そこにインターネットの特殊性があるとか。
そんなインターネットの持つ、人間心理を解き明かしている本。
●オンライン・ペルソナ(印象形成の心理学)
●オンラインにおける仮面と仮面舞踏会
●サイバー空間の集団力学
●集団間の葛藤と強力
●フレーミングと争い(ネットにおける攻撃の心理)
●ネットにおける友情と愛情(対人魅力の心理学)
●インターネット・ポルノの心理学的様相
●タイム・シンクとしてのインターネット
●ネット上の愛他主義(援助の心理学)
●ネットにおけるジェンダーの問題
などなど、興味深い事例や、分析が書かれています。
人間心理に興味ある方にはおすすめします。
ネットにおける心理が、よくわかります。