■今日の「おすすめ本」■
2016年9月30日
- タイトル
- 大人になると忘れてしまう大切なこと
- 著者
- シンシア・コップランド ルイス
- 出版社
- PHP研究所 (1999/09)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「私は母親として子供たちに教えたことより多くのことを、彼らか
ら教えられました。大人である私が悩んだり、落ち込んだりして
いる問題も、子供たちが遊びながら話していることに耳を傾けて
いると、思わぬところで思わぬことに気づいて「ああ、そうだっ
たのか」と驚くことがあるのです。(略)
あなたはかわいい子供から、大人になるにつれて忘れてしまった
大切なことを学ぶことができます。」
ということで、子供たちが教えてくれた、機知に富み、面白く、無
邪気ではあるが100%懸命な知恵を集めた本だということです。
例えばこんな「ことば」たちが書かれています。
「力ずくで友だちの持っているボールをぶんどることはできるよ。
でも、そのボールで遊ぶ相手がいなくなっちゃうよ」
「おばあさんは、ほかの人と違って同じ話を何回でも聞いてくれる
から好き」
「自信がなくても思いきって補助輪をはずさなくちゃ。
いつまでたっても自転車には乗れないよ。」
「1つのネットで2匹のチョウチョをつかまえようとしても、
2匹とも逃げちゃうよ」
「きれいな花も、トゲのある木も、同じ土から育つんだ」
「お金とちがって時間はためることができないね」
などなど、深いことばがいっぱい書かれていて、思わず、
「おおっ」と思ってしまいます。子供たちも…深いなぁと。
大きな文字、短い文なので、あっという間に、笑って読めちゃいま
す。本が苦手な方にもおすすめの本です。
気軽に読んでみてはいかがでしょう。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
○まちがえて他の人のカバンを持つまでは、 自分のカバンが一番重たいと 思っているんじゃない。 ○新しい雪の上に足跡を残すには 「一番乗り」しな | この本は、子どもたちのことばをまとめたものです。 なかなか示唆深く、そして楽しく、 ほぅ…なるほど、真実をついている…と 思うことばなどが書かれています。 | 2007-01-08 |