ことば探し
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■2021年04月14日の「今日のことば」■

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「今日のことば」

アルコール依存の人は、周囲から
飲み方に問題があることを指摘されると、
最初は自分にアルコールの問題が
あることを否定します。
「俺はアル中なんかとは違う。
 あんなひどい状態ではない」と。

このとき、心の奥底には、
「問題があることを認めると、
 節酒や禁酒をせざるを得なくなる」という
飲めなくなることへの恐怖感があります。
アルコールにとらわれていて、
アルコールのない毎日など考えられないため、
飲めなくなるのがいやでいやで
たまらないのです。

ところが、
自分がしでかしたさまざまな事実を
指摘され、それを否定しきれなくなると、
今度はアルコール以外には何も問題がないと、
アルコールから派生したほかの問題を
「俺は仕事をして金を稼ぎ、家族も養っている。
 酒の飲み方がちょっと悪いだけで、
 他に問題はない」と否定します。(略)

この「否認」が
アルコール依存の大きな特徴の一つであり、
治療を難しくしている要因でもあります。
自分が病気であることを否定して限り、
たとえ強制入院させられても、
アルコールをやめることはできません。
したがって、アルコール依存の治療の
第一歩は、
「自分はアルコール依存という病気である」
と、認めることなのです。



出典元 アルコール依存の人はなぜ大事なときに飲んでしまうのか
おすすめ度 ★★★★☆  ※おすすめ度について
著者名 仮屋暢聡

まゆの感想
職場では、
「この人は、お酒が飲むと人が変わる、
 お酒が入らないといい人なんだけど…」
「今日もまた朝から飲んでお酒臭い」
家族からは、
「やめさせたいけど、隠れて飲む」
「止めると怒って手がつけられなくなる」
「お酒を飲み始めるととまらなくなり、
 暴力的、攻撃的になり、家も家族も壊す」
などという話を聞くことがあります。

また、飲んでいる本人も、
気がついたらケガをしていた、
飲酒運転で、またつかまった、
お酒を飲むために隠れて借金をしている、
友だちと絶縁になってしまった…など、
自分でもお酒を飲むことに問題はある、と
うすうす感じている方もいるようです。

アルコールだけでなく、
宗教、パチンコ、食べ物、買い物、セックス、
などなどもそうですが、
「自分は大丈夫、問題はない」と現実を直視せず、
周囲がいくらこれは問題だ、いずれ
大きな問題になる、と心配していても、
否認し、絶対に認めないことが多いようです。

すっかり依存してしまっていると、
自分でコントールがきかなくなり、
それを取り上げられることが怖いために、
否認し、かたくなになっていくようです。

このコロナ禍で、緊急事態宣言や
まん延防止等重点措置がとられても、
その旗振り役の方々が率先?して、
大勢での飲み会をしたりしているのを
見聞きすると、この人たちもある意味の、
(もしかしたら役職?)依存なのかも
しれないなあ、そうだとしたら、
まずは、そのことをしっかり
自覚してほしい、などとも思いました。

と横道にそれてしまいましたが、この本には、
アルコール依存から脱出する方法、
周囲の人がアルコール依存かもしれないと
感じたときの対処法などもわかりやすく
書かれています。
依存症についても、よくわかりますので、
興味のある方は、読んでみてください。

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