ことば探し
★私は、心から子ども達を愛しています★

■2016年02月12日の「今日のことば」■

前日のことばを見る                      次のことばを見る
「今日のことば」

幼稚園のとき、はさみをつかうことができるようになりました。
どこに貼るのか教えてもらえれば、のりで貼ることも
できるようになりました。

けれども自分ひとりで作品を完成させることは、
なかなかできませんでした。
やり方を教えてもらっても、覚えるのが難しかったからです。
みんながどんどん自分の力で、切ったり貼ったりして作品を
完成しているのが、本当にうらやましかったです。

今僕は、幼児用の工作ワークなら、
完成図を見て、自分で作ることがきます。
4~6歳くらいの子どもでもできるものなので、
自慢するようなことではないかもしれませんが、
ひとりで作ることができて楽しいです。

昔は、こんなことができるようになるなんて
思ってもいませんでした。
13年もかかりましたが、僕はようやく、
幼稚園の頃うつむいていた僕に、こう言ってあげられます。

「君は、必ずできるようになるよ!」



出典元 自閉症の僕の七転び八起き
おすすめ度 ★★★★★  ※おすすめ度について
著者名 東田 直樹 (著)

まゆの感想
東田さんは、こんなことも言ってました。

「小さかった頃は、あきらめなければみんなに追いつけると
 思っていました。成長するにつれて、障害を抱えているために、
 どんなに頑張っても、他の人のようにはできないことがあると
 いうことが、わかってきました。

 それがわかったために心がぺちゃんこになった思い出は、
 今でも僕の心にトゲが刺さったように残り、
 消えたわけではありません。

 この心の傷は、もう治せないと思っていました。
 過去は、どうにもならないことだからです。
 でも、今の僕がひとつずつリベンジすることで、
 すいぶん気持ちが楽になってきました。
 その頃できなかったことも、今ならできることがあります。

 僕は、幼稚園の頃に泣いていた僕を、助けたかったのです。
 他の人には、わからなくても、僕がどんなに辛かったか、
 僕自身が一番よくしっています。
 そのとき、たいしたことではないと、人になぐさめられても、
 僕には一大事だったのです。

 今なら、人がどうして、たいしたことではないと
 言ってくれたのか理解できます。
 あの頃の僕を見守ってくれていたみんなの気持ちを、
 自分勝手な思い込みで誤解していたことにも気づきました。
 思い出を修正することができたのでしょう。
 僕の心のトゲが、1本抜けて、本当に良かったです」

小さなころの自分に、
「大丈夫、いずれできるようになるよ」と言ってあげられたら、
小さなころの自分は、とても自信となるでしょうね。

いろいろなことで傷ついても、心にトゲが刺さっても、
「大丈夫、いずれ癒やされるよ、トゲは抜けるよ」
と教えてあげられたら、とても力になるでしょうね。

そんなことをあれこれと考えさせられました。

「今日のことば」の
感想を送る→
気軽に書き込んで
くださいね。


「今日のことば」の
感想を見る
(感想0件)

「今日のことば」は?
気に入った 
そうでもない 
どちらでもない 


※参考にしますので
気軽に投稿お願いします

投稿の結果

気に入った: 27985pt
93%

そうでもない: 1081pt
3%

どちらでもない: 856pt
2%
メールマガジン(月~金)発行しています。
バックナンバー、購読
解除はコチラから

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

「ことば探し」トップページへ ▲このページのトップへ