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出典名: | スローなビジネスに帰れ |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 仕事・マーケティング | ||
副題: | eに踊らされた日本企業への処方箋 | ||
著者: | 阪本 啓一 | ||
訳者: | |||
出版社: | インプレス | ||
本の内容: | 著者は、アメリカ在住の「マーケティングコンサルタント」。 マーケティングの本場アメリカから、脱・アメリカ式経営処方箋を 日本向けに提案している本。 この本の中で著者は、アメリカは以下の「3つ子の症候群」に 蝕まれていて「マーケティングは行き過ぎている」と、 いつもアメリカの後追いをしている日本に警鐘をならしています。 1.モノづくりを粗末にし、ソフトに偏重した 「ビジネスの本質を忘れた症候群」 2.思いつきだけで資金を集め、それが失敗に終わった 「パーティは終わった症候群」 3.インターネットですべての悩みが解決できると言う 「なんでもインターネット症候群」 そこで著書は、日本への処方箋として以下の8つをあげています。 1.中華思想で考えよう。 2.ロングセラーに学ぼう 3.匠の知恵に学ぼう 4.二眼レフで考えよう 5.ブランドを行動しよう 6.想像力に翼を 7.笑顔で経営しよう 8.統合しよう そして最後に、「とことん自力で考え抜いて成功をつかみとる」 姿勢が大事で、ドックイヤー、スピード経営などの言葉に 追い立てられていては「もぐらたたき=フローの知がせいぜい」で、 「ゆっくり、じっくり考える=ストックの知を啓くことはできない」 ので、スローに行こうと言っています。 全く同感した本で、事例もとても興味深いものが多かったです。 マーケティング関連の方にはおすすめです。 とても勉強になりました。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
「答えはどこにもない。なければ自分で考える」 | 日本は「お墨付き症候群」に陥っているらしい。何かをするとき、買うと | 2004-10-10 |