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出典名: | 脳科学は人格を変えられるか? |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 人間・人間関係 | ||
副題: | そのカギは楽観脳と悲観脳にあった! | ||
著者: | エレーヌ フォックス | ||
訳者: | 森内 薫 | ||
出版社: | 文藝春秋 (2014/7/25) | ||
本の内容: | ●NHK Eテレ『心と脳の白熱教室』に著者登場! 2015年7月24日(金)23時~23時54分、毎週金曜日 全4回 チャーチルは「成功とは、失敗を重ねても熱意を失わない能力のことだ」と言って どんな逆境もはねのけ、偉大な政治家としてその名を留めた。 エジソンは電球の試作の失敗が1万個に達したとき、「失敗したのではない。 うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」と言って、ついにはフィラメントを発明する。 人生の成否を分けるのは、「前向きであることのできる」性格によるものなのか。 だとすると、それは脳のどんな働きによるものなのか。 欧州最大の脳科学の研究所を主宰し、その問いを解きあかそうとしている エレーヌ・フォックス博士が、その答えに驚くべき実験と調査の数々から迫る、 とびきり面白いポピュラーサイエンス。 例えばこんな調査がある。 1930年代に修道院に入った全米各地の修道女180人が書いた自叙伝を検証し、 前向きな言葉と後ろ向きな言葉が出てくる頻度を点数化した。 約60年後に、修道女たちの寿命との相関関係をみる。すると結果は、 前向きな自叙伝を書いていた修道女が、そうでない修道女に比べて 10年以上長生きしていたのだ。 そして、フォックス博士自身の研究所は、前向きな感情を起こさせる物質、 セロトニンを脳内で生み出す特定の遺伝子を発見、 性格は遺伝子によって決まっているのかというところにまでメスをいれる。 ところが、研究を進めると、これらの遺伝子は環境によって その働きが変わってくるという驚くべき結果がえられたのだ。 科学の推理を楽しみながら、子育てや自分の人生にまで思いをはせることもできる、 深い一冊です。 |