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出典名: | 男のうつ |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 心・心理学、心の病 | ||
副題: | 治らなくても働ける! ―復職マニュアル | ||
著者: | 石蔵 文信 | ||
訳者: | |||
出版社: | 日本経済新聞出版社 (2012/6/23) | ||
本の内容: | 男性更年期障害、男性うつ病のなどの専門家の著者が、男性の うつ病の治療、復職までの経過などを具体的に教えてくれる本。 著者は、こう言っています。 「今から話す方法は、私の独自の方法で、誰にでも推奨するわけ ではないが、実際に効果が上がっている。 私は原則、休職させない方針で患者さんの診療に当たる。 まれに症状によっては、休職を勧める場合もあるが、その場合も 最初は2週間くらいの短期間に限定する。 なぜ、休職させないか? 相談にきた男性はかなりせっぱつまっている。 しかし、サラリーマンがメンタル問題を相談するにはかなりの 勇気が必要である。その高いハードルを越えて相談してきた時は 的確なアドバイスがあるだけで、本人はかなり安心する。 そこで、私は本人と求職について話し合う。 多くの患者さんは仕事が気になるなどの理由で、休職、とくに 長期の休職には難色を示す。 その場合は、休職をせずにしばらく様子を見る方がよい場合が 多い。もちろん、いろいろな条件をつける。(略) 辛いながらも出社することで気持ちに張りができ、生活のリズム も保てる。この生活リズムが大切である」 例えば、こんなことが書かれています。 ◎「うつ病」でも出社するのです。頑張りましょう ◎男らしさの幻想が「男うつ」を招く ◎男性のうつ病の特徴…ほほ笑みタイプと不安障害に注意 ◎自律神経とセロトニンをコントロールする ◎なぜ復職に向けたシステムが機能しないのか ◎完全復職のためのプログラム 詳しくは、ぜひこの本を読んでいただきたいのですが、かなり 画期的な復職プログラムが書かれています。残念ながら、この ようなプログラムを実施している病院は少ないと思いますが。 男性の「うつ病」について知りたい方にはおすすめです。。 |