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出典名：	懲りない男と反省しない女
おすすめ度：	※おすすめ度について
本のカテゴリ：	男女・恋愛
副題：	渡辺淳一と女たち
著者：	渡辺 淳一
訳者：
出版社：	中央公論新社 (2005/04)
本の内容：	医学博士で小説家（特に恋愛小説が有名）な著者が、多くの男性の 恐らく「本音」と思われることを、セックス～家庭生活～恋愛～ 妻について～不倫などについて、かなりはっきりと語っています。 女性２人が質問し、著者が答えるという形式で、読みやすいのです が、かなりの「本音」を語っていますので、女性の方は読むときに 覚悟が必要かも…女性の知りたいきれい事の「本音」が書かれて いるのではなく、男性側からの「本音」ですので。 例えば、冒頭でこんな会話がされています。 　女１．男性は、女性とつきあう場合、その女性にどんな条件を 　　　　求めるのでしょうか。 　渡辺　それは場合にもよるけど。 　　　　結婚を考えるときは、その女性の育ちや性格、容姿から 　　　　教養といったことまで考える。妻となる女性の資質が、 　　　　自分の子孫にまで影響してくるから。 　　　　でも、純粋に恋愛関係の場合は、まず容姿や性格もさる 　　　　ことながら、その女性がセックスをさせてくれて、それが 　　　　いいか悪いか。 　女２．えーっ！ 　女１．いきなりですか、ご冗談でしょう。 　渡辺　いやいや、男には強烈な性衝動があって、常にそれを 　　　　満たしたいと思っている。だから、女性とつきあう場合は 　　　　その女性に、自分の一番基本的な欲望を満たしてほしいと 　　　　思う。 　女１．その欲望が最初にくるんですか。それは女性の体だけが 　　　　目的と聞こえます。 　渡辺　体が欲しいというと、女性はすぐ不潔というように考える 　　　　けど、体が欲しいと思わなければ、男の愛はスタートしな 　　　　い。 　　　　男が見向きもしない女性は、体を欲しくないからで、男の 　　　　こうした性的欲望を一方的に無視するのはどうかな。 　女２．性的な関係を結んでくれれば、誰でもいいということです 　　　　か？ 　渡辺　その前提として、その女性の容姿や体が気に入っている。 　　　　ということで。いいかえると、男からセックスをしたいと 　　　　思える人でないと恋愛関係は難しい。 　　　　そのうえで性的欲望を満たしてくれるという条件がクリア 　　　　されて、次の女性の育ちや教養、人柄、感性といったこと 　　　　が問題になってくる。 　女１．そんなこと信じられません。セックスをさせてくれるかど 　　　　うかが、その女性の価値を決めるということですか。 　渡辺　価値ではなくて、愛の指標だということで。 　　　　男にとっては、セックスをさせてくれない女性より、させ 　　　　てくれる女性のほうが大切であることは間違いない。 その他、こんなことが書かれています。 　◎愛にのめり込む女と、拘束されると逃げ出す男 　◎不倫を求めてさまよう男と、不倫より独占を求める女 　◎体系を気にする女と、好色だけを望む男 　◎女が夢見る夫と、男が望む妻 　◎セックスレスでも愛のある夫と、それでは許せぬ妻 　◎夫の浮気を許せない妻と、浮気ぐらいと考えている夫 　◎女のハッキリ言葉と男のアイマイ語 もちろん、この「本音」について、男性から異論もあるようです。 男性の一つの「本音」として、しっかりと知りたいと思う方に おすすめです。