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出典名：

「伝心力」の育て方

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本のカテゴリ：

考え方・ノウハウもの

副題：

心と心が通じ合う

著者：

近藤裕

訳者：

出版社：

アチーブメント出版 (2007/2/1)

本の内容：

臨床心理の専門家の著者が、“こころ”を上手に伝え合うことの
大切さと、コミュニケーションとりかたの知恵、方法などを教えて
くれる本。

著者は、現代のコミュニケーションについてこう語っています。
「コミュニケーションのツールが発達している現代社会に、コミュ
　ニケーションの能力を欠いた人間が多く生まれているという皮肉
　な現象が生じています。
　携帯電話、パソコンなど、時と空間を超えて瞬時にコミュニケー
　ションし合える時代なのに、必ずしも、“通じ合う”関係が生じ
　ないという現象。まさに、ＩＴ社会の負の産物なのです。
　文字は使える（打てる？）けれども、文章はまともに書けない。
　言葉は多く発するけれども、関係を創れない。
　日常の会話での感情を表現していないで、“切れた”感情表現は
　平気でする。
　喧嘩、口論、野次が多くて、まともな議論、論争、ディベートが
　できない。味けのない講演はできても、人間味溢れる、人を引き
　つけるトークができない」と。

そして、これでは日本人は、ますます心（感情だけでなく、思い、
考え、心情、意図、思想も、人間性そのものも）伝えることが下手
になっていく、これでは、グローバルな今の世界情勢についていけ
ないし、身近な人間関係も築けなくなると、危惧しています。

コミュニケーションを高めるための「伝心力１０のポイント」
などが書かれています。
　１．相手が何を求めているかを明らかにする
　２．自分は何を伝えたいかを明らかにする
　３．自分の言動を客観的に観る
　４．事実を明瞭に、素直に、誠実に語る
　５．わかりやすく語る
　６．ボディ・ランゲージを用いて語る
　７．対話的に語る
　８．自分の体験を語ることが説得力を高める
　９．他人の言葉ではなく、自分の思い、考えを語る
　10. 対等の立場で語り、聴く

心を伝え合うことが大事なのはよくわかりましたが、何となくピン
とくることが少なかったです。一般的すぎるというか。
ただ、心理学な面からのアプローチはわかりやすので、心理学に
興味がある方は、一読してみるといいかもしれません。

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば	感想	掲載日
挨拶の言葉は、人との出会い頭と共に、出会いの最後にも、その相手との関係を深める効果があるのです。	普段、別れ際に、どんな言葉を使っていますか？あまり意識することも�	2014-10-31
「この人と、今日、言葉を交わしてよかった」「この人の話を聞いてよかった」「この人と話したら元	一日一回でも、誰かに、上記のように思ってもらえる言動を、していけ	2014-10-30