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出典名: | 人を10分ひきつける話す力 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 考え方・ノウハウもの | ||
副題: | 面接・プレゼンで光る!スピーチに応用できる本 | ||
著者: | 斎藤 孝 | ||
訳者: | |||
出版社: | 大和書房 (2005/08) | ||
本の内容: | 独自の教育法「斎藤メソッド」などで有名で、TVなどでも活躍中 の著者が、「人をひきつける話し方」のテクニックやヒント、トレ ーニング方法などを教えてくれる本。 ただし、この本では、多人数に向けて発信するとき、プレゼンテー ションをするときの話し方が中心。 著者は、こう言っています。 「商談や面接、プレゼンテーションなど、現実の生活では、10分 くらい話さなくてはならないことは結構多い。その場合、ただ しゃべっても意味がない。聞く人をひきつけなくてはならない。 人は10分も話を聞けば、相手についてたいていの判断はつく。 ごまかしはきかないのだ。 その10分で人をひきつけられるから、次の10分がもらえる。 チャンスが生まれる。最初の10分で人をひきつけられる話が できなければ次はない。 人を10分ひきつけて話すことは、トレーニングなしにはでき ない。2,3キロなら普通に走ることはできても、10キロ走る ためにはトレーニングしなければならないのと同じだ。 10分ひきつける話をするためには、まずきちんとした内容が 必要である。また、声の張りや視線など、聞く人に向かう身体の 力が必要になる。さらに、場の雰囲気を感知して冷静に対処でき るライブな能力がいる。 話すことには、そうした人間としての総合力を要求される」 この総合力を出すには、知性、感情、意思、そして体の、 「知情意体」の4つが鍛えることが必要不可欠ということです。 知性…本を読んで知識をつける。本を読む人と読まない人では 話のレベルが違う。ネタの多さもちがってくる 感情…人の気持ち、感情を読みとる力。聞いている人たちの 雰囲気、感情を読みとる力 意思…「これを伝えたいんだ」という強いメッセージ 体 …話すときに、声の調子、ジェスチャーや顔の表情などが 重要。アピール度がちがってくる 例えば、こんなことが書かれています。 ○人をひきつける条件は「共感と発見」 ○最初に共感をつくると話に引き込みやすい ○聞き手に「発見の喜び」がある話が最高 ○中心メッセージは何回も繰り返す ○「言い換え力」で「伝えるパワー」を上げる ○たとえ話で聞き手のイメージを喚起する ○コツやネタを入れて、おトク感を持たせる ○「つかみ」で聞いている人を参加させる この他にも、たくさんのテクニックやヒントが書かれていて、私は かなり勉強になりました。人前で話すことが多い方には、おすすめ の一冊です。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
話すとは、最終的には、相手に明確なメッセージを残すことだ。 だから、いちばん言いたいこと、伝えたい | 自分の言いたいこと、伝えたいことを、 一言でまとめると、どういうこ | 2009-06-19 |
話を聞いて終わりではなくて、 何か行動が変わるような話が、聞き手にとっていい話だ。(略) あ | この本では、さらに、こう言っている。 「ネタを繰り出すだけでは、単 | 2009-06-10 |
平凡な話ししかできないのは、 その人自身が平凡だから、というだけではない。 その人が、「おもしろ | 今、自分が話そうとしていることを、 自分自身が聞いてみて、その話を | 2009-01-23 |
皆さんは、人の話を聞いていて(公の場での話) 辛くなってしまうことはないだろうか? 私にはよくあ | この本では、さらに、こう言っている。 「仲間内での「おしゃべり」と | 2009-01-13 |