ことば探し
★私は、自分にさらにみがきをかけます★

■本の検索■

出典名: 人を10分ひきつける話す力
おすすめ度: ★★★★★ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 考え方・ノウハウもの
副題: 面接・プレゼンで光る!スピーチに応用できる本 
著者: 斎藤 孝  
訳者:  
出版社: 大和書房 (2005/08) 
 
本の内容: 独自の教育法「斎藤メソッド」などで有名で、TVなどでも活躍中
の著者が、「人をひきつける話し方」のテクニックやヒント、トレ
ーニング方法などを教えてくれる本。
ただし、この本では、多人数に向けて発信するとき、プレゼンテー
ションをするときの話し方が中心。

著者は、こう言っています。
「商談や面接、プレゼンテーションなど、現実の生活では、10分
 くらい話さなくてはならないことは結構多い。その場合、ただ
 しゃべっても意味がない。聞く人をひきつけなくてはならない。
 人は10分も話を聞けば、相手についてたいていの判断はつく。
 ごまかしはきかないのだ。
 その10分で人をひきつけられるから、次の10分がもらえる。
 チャンスが生まれる。最初の10分で人をひきつけられる話が
 できなければ次はない。
 人を10分ひきつけて話すことは、トレーニングなしにはでき
 ない。2,3キロなら普通に走ることはできても、10キロ走る
 ためにはトレーニングしなければならないのと同じだ。
 
 10分ひきつける話をするためには、まずきちんとした内容が
 必要である。また、声の張りや視線など、聞く人に向かう身体の
 力が必要になる。さらに、場の雰囲気を感知して冷静に対処でき
 るライブな能力がいる。
 話すことには、そうした人間としての総合力を要求される」


この総合力を出すには、知性、感情、意思、そして体の、
「知情意体」の4つが鍛えることが必要不可欠ということです。

 知性…本を読んで知識をつける。本を読む人と読まない人では
    話のレベルが違う。ネタの多さもちがってくる
 感情…人の気持ち、感情を読みとる力。聞いている人たちの
    雰囲気、感情を読みとる力
 意思…「これを伝えたいんだ」という強いメッセージ
 体 …話すときに、声の調子、ジェスチャーや顔の表情などが
    重要。アピール度がちがってくる


例えば、こんなことが書かれています。
 ○人をひきつける条件は「共感と発見」
 ○最初に共感をつくると話に引き込みやすい
 ○聞き手に「発見の喜び」がある話が最高
 ○中心メッセージは何回も繰り返す
 ○「言い換え力」で「伝えるパワー」を上げる
 ○たとえ話で聞き手のイメージを喚起する
 ○コツやネタを入れて、おトク感を持たせる
 ○「つかみ」で聞いている人を参加させる


この他にも、たくさんのテクニックやヒントが書かれていて、私は
かなり勉強になりました。人前で話すことが多い方には、おすすめ
の一冊です。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
話すとは、最終的には、相手に明確なメッセージを残すことだ。 だから、いちばん言いたいこと、伝えたい 自分の言いたいこと、伝えたいことを、 一言でまとめると、どういうこ 2009-06-19
話を聞いて終わりではなくて、 何か行動が変わるような話が、聞き手にとっていい話だ。(略) あ この本では、さらに、こう言っている。 「ネタを繰り出すだけでは、単 2009-06-10
平凡な話ししかできないのは、 その人自身が平凡だから、というだけではない。 その人が、「おもしろ 今、自分が話そうとしていることを、 自分自身が聞いてみて、その話を 2009-01-23
皆さんは、人の話を聞いていて(公の場での話) 辛くなってしまうことはないだろうか? 私にはよくあ この本では、さらに、こう言っている。 「仲間内での「おしゃべり」と 2009-01-13

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

「ことば探し」トップページへ ▲このページのトップへ