ことば探し
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出典名: 行動することが生きることである
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 人生・生き方
副題: 生き方についての343の知恵 
著者: 宇野 千代 
訳者:  
出版社: 集英社 (1993/10) 
 
本の内容: 作家の著者が91歳の時に、「生きていくこと」についてまとめた
本。著者の様々な本からの言葉の抜粋になっています。

著者は、こう言っています。
「世間の人は生活するのに、のぼせたりしているのではなく、何事
 にも冷静に考えた上で、初めてゆっくりと生活するのが好い、
 と考えるているのであろうか。しかし私が思っているのは、それ
 とはほんの少し違うのである。いや、ほんの少しではなく、とて
 も違うのである。
 人生のすべてのことは、のぼせなければならない、と思っている
 のである。のぼせていると言うと、聞こえが悪いが、何事かする
 のに、あとさきを考えてからすると、どうも勢いがなくなる。
 のぼせていると、何事をするのにも、することに勢いがつく。
 そこで始めて、行動することが生きることになる、と思うので
 ある。
 つまり人生とは、すべてのことにのぼせなければならない、
 と言う訳である。
 私は、どうしても、是非とも、何事にものぼせて貰わなければ
 ならないと、思うがどうであろうか」

ということで、のぼせて生きること、熱く生きることをすすめて
います。

例えば、こんな話がさらりと書いてあり含蓄があります。
「4回も結婚して見ると、危機は相手方にある、のではないことが
 分かってくる。コツン、とショートツする場所は、AもBもCも
 Dも、みな同じ場所だからである。
 こっちが同じ人間なのだから、コツンと当たるコブもやっぱり
 同じである。同じコブのところへ来ると、いくら相手が違っても
 必ず同じようにコツンと来る。
 こっちのコブが治らない限り、いつでも同じ場所で衝突する。
 危機はいつでもこっち側にある、ということが分かってくる。
 4回も結婚して、それが分かるというのだからバカな話である」

宇野千代ファンでなくても、読んでみると、感じることがあると
思います。どちらかというと女性向け。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
何事についても、 「私はおばあちゃんだから」とか、 「私はこんなに肥っちょ(ふとっちょ)だから」 自分で自分のことを卑下して、あるいは謙遜を装って、 自分の欠点を回 2007-12-16
人の持っている好い芽は、 決して摘み取るものではなく、 伸ばすことが大切である。 芽は手当 こんなふうに、 自分の好い芽を「伸びる、伸びる」 と信じてくれる人が 2007-12-04
辛かった思い出、人聞きの悪かった出来事は、 1日も早くさっぱりと忘れてしまう方が好いと思うんです。 宇野千代さんは、さらにこう言っている。 「忘れることが新しい道へ踏 2007-11-25

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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