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出典名: | 恵みあれば |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 癒し系 | ||
副題: | しあわせですか? | ||
著者: | 鈴木 秀子 | ||
訳者: | |||
出版社: | 中央公論新社 | ||
本の内容: | 聖心女子大学の教授で、聖心会のシスターである著者が「すべての 人に恵みは訪れている」ことを、話してくれる本で、とても、心に しみいる話が書かれていて、私は大好きな本です。 この本を読むと、自分の小ささに気がつきます。私はこの本を読ん で、何度も声をあげて泣きました。 例えばこんな話が載っています。 40代の芳子さんの話です。芳子さんは、5歳の時に、不意に父親 から腕に、大きな傷を付けられてしまい、それ以来父親が怖くなり、 避けて、憎しみ続けることになります。40歳になるまで。 そんなふうに憎しみ続けてきた父親が入院しますが、芳子さんはな かなかお見舞いに行く気になれません。 しかし、父親の余命が幾ばくもないことを知り、病院に行きます。 すると、父親が、こう言ったのです。 「芳子、許してくれ」と。そしてこんな話をしたのです。 「芳子、あの時、何が起こったかわからなかっただろう。大人にな ったお前にも話す勇気が持てなかった。あの日、私はおじいさん、 おばあさんの部屋に呼ばれた。皆は養子である私を、家から追い 出すことに決めていたのだ。私は自分の子である芳子を手放した くなかった。しかし、芳子を置いていけと言う。 その家と離縁するのが避けられない状況だと感じた私は、せめて、 お前が私の子であるという印を付けておきたかった。……」 芳子さんは、その傷が初めて、父親の愛情だったことを知ったのです。 そして、今までは憎しみの傷跡だった腕の傷が、愛の傷だったことを 知るのです。 などなど、あたたかく、心にしみわたる話がいっぱいです。 もし、機会があったら、読んで見てください。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
ちょっと試しに、心に何か厭なことや、 悪いことが起こりそうだと思い続けてみてください。 あなたが | よい思いはすぐに現れてほしい、 悪い思いは、できれば現れてほしくな | 2012-03-21 |
ある病院で、看護婦さんたちの間に、 いつのまにか1つ習慣ができあがっていました。 朝、出勤してく | 「あなたはかけがえのない方です」 なんて、大きな力のあることばだろ | 2006-09-18 |