ことば探し
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出典名: 恵みあれば
おすすめ度: ★★★★★ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: 癒し系
副題: しあわせですか? 
著者: 鈴木 秀子 
訳者:  
出版社: 中央公論新社 
 
本の内容: 聖心女子大学の教授で、聖心会のシスターである著者が「すべての
人に恵みは訪れている」ことを、話してくれる本で、とても、心に
しみいる話が書かれていて、私は大好きな本です。
この本を読むと、自分の小ささに気がつきます。私はこの本を読ん
で、何度も声をあげて泣きました。

例えばこんな話が載っています。

40代の芳子さんの話です。芳子さんは、5歳の時に、不意に父親
から腕に、大きな傷を付けられてしまい、それ以来父親が怖くなり、
避けて、憎しみ続けることになります。40歳になるまで。
そんなふうに憎しみ続けてきた父親が入院しますが、芳子さんはな
かなかお見舞いに行く気になれません。
しかし、父親の余命が幾ばくもないことを知り、病院に行きます。

すると、父親が、こう言ったのです。
「芳子、許してくれ」と。そしてこんな話をしたのです。
「芳子、あの時、何が起こったかわからなかっただろう。大人にな
 ったお前にも話す勇気が持てなかった。あの日、私はおじいさん、
 おばあさんの部屋に呼ばれた。皆は養子である私を、家から追い
 出すことに決めていたのだ。私は自分の子である芳子を手放した
 くなかった。しかし、芳子を置いていけと言う。
 その家と離縁するのが避けられない状況だと感じた私は、せめて、
 お前が私の子であるという印を付けておきたかった。……」

芳子さんは、その傷が初めて、父親の愛情だったことを知ったのです。
そして、今までは憎しみの傷跡だった腕の傷が、愛の傷だったことを
知るのです。


などなど、あたたかく、心にしみわたる話がいっぱいです。
もし、機会があったら、読んで見てください。
 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
ちょっと試しに、心に何か厭なことや、 悪いことが起こりそうだと思い続けてみてください。 あなたが よい思いはすぐに現れてほしい、 悪い思いは、できれば現れてほしくな 2012-03-21
ある病院で、看護婦さんたちの間に、 いつのまにか1つ習慣ができあがっていました。 朝、出勤してく 「あなたはかけがえのない方です」 なんて、大きな力のあることばだろ 2006-09-18

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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