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出典名: | 仕事も暮らしも3で割るイギリスの習慣 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | エッセイ・ノンフィクション | ||
副題: | |||
著者: | 井形 慶子 | ||
訳者: | |||
出版社: | 新潮社 | ||
本の内容: | 出版会社社長にして、イギリスに40回以上(今はおそらくもっと)も 行っている著者が、イギリスの生活習慣、考え方、生き方などを参考して、 今の日本のあり方や生き方や問うている本。 この本のタイトルの3で割るの3は「仕事、生活、個人」で、イギリス人 はこの3つをバランス良く保って人生を謳歌していると言います。 この本の中で、著者はこう言っています。 「どんな人に心にもある叫びや葛藤は、「仕事」「生活」「個人」という 杭で3方から引っ張り合って、強風を受けながらもかろうじて砂浜に たっているテントのようです」 そして、イギリスの精神科医のこんな話が載っています。 「日本人によって設営されたテントは、一カ所だけ「仕事」という大きな 杭と太いロープによって支えられているから極めて不安定なのだ。 残りの2カ所の「生活」と「個人」という貧弱な杭には、かろうじて、 細いロープがくくりつけられている。人々はこんなテントを何とか持た せようと、必死で杭を押さえ続ける。 ところが、いちばん頑丈だったはずの仕事という杭が突然、突風で砂地 から抜ける。その瞬間、テントはバランスを崩し吹き飛んでしまうんだ」 3つの足場をかため、そしてその3方を同じ杭とロープを使って張られた イギリス人のテントは、日本人のものよりはるかに安定している…それは、 強度を均等に分散しているからだと言うことです。 なるほど…そんな考え方もあるのね、とイギリス人の今を生きる知恵が、 随所に書かれていて、楽しく読める本です。 この本を読むと、イギリスに行ってみたくなります。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
心理カウンセラーの多くは、否定的な言葉は 「愛してる」という言葉の100倍、200倍の威力で | この本によると、日本人とイギリス人の、 恋人や夫婦のあり方を比べる | 2006-07-12 |