ことば探し
★私は、今の悲しみを受け入れ、受け止め、そして忘れます★

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出典名: 仕事も暮らしも3で割るイギリスの習慣
おすすめ度: ★★★★☆ ※おすすめ度について
本のカテゴリ: エッセイ・ノンフィクション
副題:  
著者: 井形 慶子  
訳者:  
出版社: 新潮社 
 
本の内容: 出版会社社長にして、イギリスに40回以上(今はおそらくもっと)も
行っている著者が、イギリスの生活習慣、考え方、生き方などを参考して、
今の日本のあり方や生き方や問うている本。
この本のタイトルの3で割るの3は「仕事、生活、個人」で、イギリス人
はこの3つをバランス良く保って人生を謳歌していると言います。

この本の中で、著者はこう言っています。
「どんな人に心にもある叫びや葛藤は、「仕事」「生活」「個人」という
 杭で3方から引っ張り合って、強風を受けながらもかろうじて砂浜に
 たっているテントのようです」


そして、イギリスの精神科医のこんな話が載っています。
「日本人によって設営されたテントは、一カ所だけ「仕事」という大きな
 杭と太いロープによって支えられているから極めて不安定なのだ。
 残りの2カ所の「生活」と「個人」という貧弱な杭には、かろうじて、
 細いロープがくくりつけられている。人々はこんなテントを何とか持た
 せようと、必死で杭を押さえ続ける。
 ところが、いちばん頑丈だったはずの仕事という杭が突然、突風で砂地
 から抜ける。その瞬間、テントはバランスを崩し吹き飛んでしまうんだ」

3つの足場をかため、そしてその3方を同じ杭とロープを使って張られた
イギリス人のテントは、日本人のものよりはるかに安定している…それは、
強度を均等に分散しているからだと言うことです。

なるほど…そんな考え方もあるのね、とイギリス人の今を生きる知恵が、
随所に書かれていて、楽しく読める本です。
この本を読むと、イギリスに行ってみたくなります。 

■この本から紹介している「今日のことば」■

この本からのことば 感想 掲載日
心理カウンセラーの多くは、否定的な言葉は 「愛してる」という言葉の100倍、200倍の威力で この本によると、日本人とイギリス人の、 恋人や夫婦のあり方を比べる 2006-07-12

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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