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出典名: | 生きていくのに大切な言葉 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 人生・生き方 | ||
副題: | 吉本隆明74語 | ||
著者: | 勢古 浩爾 | ||
訳者: | |||
出版社: | 二見書房 | ||
本の内容: | 実は私は、吉本隆明氏の本を最後まで読み通したためしがありません。 どうも最後まで行かないうちに…諦めてしまうことが多くて… 私にはちょっと難解すぎ、と思っていたときにこの本に出会ったのです。 吉本隆明氏の言葉を74語ほど、切り取り、著者の解釈や考え方を加えて 述べている本ですが、それがなかなか趣きがあって、ちょっとユニークで、 何となく、吉本氏を身近に感じられるような気がしました。 吉本さんの言葉より、著者の解釈や語りの方がいいかも… 著者はこう言っています。 「この本は、できれば、吉本隆明をしらない20代、30代に若い人に 読んでもらいたいと願っている。 もちろん、真剣に、自分という存在や、他人との付き合いや、男女の 関係や、人間の生き方を考えずにはいられない人なら、15歳でも、 18歳でもかまわない。 あなたたちがこれまでに来たことも聞いたこともない言葉に、そして これから見ることも聞くこともない言葉に、遭遇するだろうことを わたしはまったく疑わない。」 ということで、吉本隆明氏の例えばこんな言葉を紹介しています。 「市井の片隅に生まれ、そだち、生活し、老いて死ぬといった生涯を くりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世にあらわれない 人物の価値とまったく同じである」 「感情を走らせることも、言葉をはしょらせることもしない父の姿は、 わたしには生涯越えられない」 |