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出典名: | 人生を楽しめ! |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 人生・生き方 | ||
副題: | 仏教が教えるポジティブな生き方 | ||
著者: | 大藪 正哉 | ||
訳者: | |||
出版社: | 乃木坂出版 (1996/04) | ||
本の内容: | 筑波大学名誉教授曹洞宗天徳院住職が書かれた本。 仏教の話もわかりやすく書かれています。 例えばこんな話が書いてありました。 「無駄こそ大切」という話です。 「私どもが、ごく平らな地面を歩いていくときには、およそ30センチ ほどの幅があれば、歩いて行くことが可能です。(略) では、川幅20メートルくらいの急流にかかる橋を渡ることを想像 してみましょう。幅30センチほどの板しかかかっていなかったと したなら、どうでしょう。理屈の上では十分、歩いて渡るのに可能な 幅であるにもかかわらず、現実はとても恐くて渡れるものではあり ません。(略) しかし、この橋の幅が10メートルだったらどうでしょうか? 誰も恐いと思わないはずです。 歩くための幅は30センチもあれば十分なのに、10メートルも あるわけですから、10メートルから30センチを引いた、 残り9メートル70センチは、道幅としては無駄な部分ということが できます。 しかし、この9メートル70センチという無駄があることによって、 安心して橋を渡ることができるのです。 したがって、この橋の場合にはこの9メートル70センチは、決して 無駄なものではなく、むしろ、この橋を安心して渡るために必要な 条件であるということができます。 この急流にかかる橋の例のように、理屈からいえば一軒無駄に見える ことでも、私どもが安心を得るためには、どうしても必要な無駄と いうものが大切である、ということになります。 「無駄を省け、無駄を省け」と、ちまたではよくいわれておりますが 一見「無駄」に見えるものも実は大切なものである、というものが、 まだまだ世の中にはたくさんあります」 とても味のある本です。 仏教の話もすんなりと心に入ってきます。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
人生においても、損と得が50%、50%に なることが好ましいのではないかと思います。 私もか | このことばを言っておられるのは、 仏教の教えを広めている曹洞宗の住 | 2006-03-14 |