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出典名: | 自己破産の現場 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | エッセイ・ノンフィクション | ||
副題: | |||
著者: | 岡崎 昂裕 | ||
訳者: | |||
出版社: | 角川書店 | ||
本の内容: | 自己破産について、どうして多額の謝金をするようになったのか、 借金の取り立てとどのような攻防があるか、また自己破産する場合に どんなことがあるのか、などを取材を元にいろいろと教えてくれます。 自己破産というと、全部の借金棒引きで借り得とも思えがちですが、 実はかなりのデメリットがあるといいます。 「せいぜい情報センターにブラックリストとして登録される程度 だろう」と思いがちですが、そうではなく、様々なマイナス要素が あり、場合によっては今後の生活の糧を得る手段さえ、放棄しなくて ならないケースもあるとか。 また、負債という重荷を下ろしても、責任を果たせなかったという 別の重荷を背負い直して、これから生きて行かなくていけないと いっています。 自己破産すると、苦労して取った次の資格は失われるそうです。 弁護士、会計士、司法書士、税理士、土地家屋調査士、 社会保険労務士、不動産鑑定士、行政書士、宅地建物取引主任者、 弁理士、保険外交員、損害保険代理店資格、証券外交員、警備士 など。 また、当初それほど高くないと思って借りた利息…実は計算して みると、膨大な利息になることも多いとか。 事例を読むと、借金をする人の様々な背景がわかるが、 だまされて買わされたとか、自分を自分以上に見ようとして高額 商品を買ったり、寂しさからの買い物依存とか… 何か人間の弱さの原点をみるような気がしました。 |