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出典名: | 無為の力 |
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おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 考え方・ノウハウもの | ||
副題: | マイナスがプラスに変わる考え方 | ||
著者: | 河合 隼雄 (著), 谷川 浩司 (著) | ||
訳者: | |||
出版社: | PHP研究所 | ||
本の内容: | プロ棋士の谷川さんと、臨床心理学者の河合さんの対談。 両氏とも、とても深いものを持っているので、対談内容がとても 濃くて、久しぶりにじっくりと読み込みました。 河合隼雄さんの本はほぼ全書読んでいますが、対談形式もので、 この本はかなり好きな部類に入ると思います。読みやすいし。 この本の中に、こんな話が載っています。 谷川さんは現在40代ですが30代の頃、8歳半年下の羽生さんに、 「嫉妬心」があり、どうでもいいことが気になって仕方なかったと 河合さんに打ちあけます。 すると、河合さんは、こう言うのです。 「人のことを嫉妬したり、うらやましいと思っている間は望みがある んですよ。なぜ人のことを妬むのか。 それは“同じことを自分もできるかもしれん”と思うからうらやましく なるわけでしょう。(略) それは「ちょっと頑張れば自分でもあれぐらいのこと…」と思ったり するからですよね。つまり、自分の可能性がうずくんです。 嫉妬のあるところ、可能性あり、なんですよ。 ですから、人を嫉妬した時には、相手をやっつけに行くよりも、 その力を自分の可能性を伸ばす方に振り向けたら、結果は大分 変わりますよ。」 谷川さんは、その話を聞いてこう言います。 「「嫉妬心があるのは可能性があるからだ」というふうな考え方を 最初からしておけば、もう少し羽生さんへの苦手意識から抜け出せた かもしれません。」 2人の、勝負に対する考え方や、生きることについての基本的な考え方、 この本のタイトルにもなっている「無為の力」などが書かれています。 じっくりと楽しみながら、読んでみることをおすすめします。 |
■この本から紹介している「今日のことば」■
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
日本の将棋界でやはり1番すごいのは羽生さんですね。 私が感心するのは、彼がどんな時でも常に 新し | 谷川さんは、こうも言っています。 「人間誰しも、「このやり方でうま | 2006-03-02 |
勝負を戦う時には 「焦らない、諦めない」ことが 大切だと思います。 自分のほうがよくな | そういえば、アテネオリンピック 競泳女子800メートル自由形金メダルの | 2006-02-21 |
「こっちが苦しい時は向こうも苦しんでいる」 いつも自分の立場からだけ見てると、 物事を極 | この本の中で、このことばについて、 こんなことが書いてあります。 | 2006-02-13 |